地盤調査報告書からの基礎の設計

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4月25日のブログでUPしました地盤調査

表面波探査法の調査にて作成された報告書から、基礎の設計の検討方法を説明します

下記の報告書は、吉野聡建築設計室 新築工事における表面波探査法の地盤調査報告書です

tyousja22.jpg

建物の形状に合わせて5ポイントのデータを採取しています

地盤の長期に生ずる力に対する許容応力度(改良された地盤にあっては、改良後の許容応力度とする。以下同じ。)が1m2につき20kN未満の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造と、1m2につき20kN以上30kN未満の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造又はべた基礎と、1m2につき30kN以上の場合にあっては基礎ぐいを用いた構造、べた基礎又は布基礎としなければならない

吉野聡建築設計室の建築は木造2階建 べた基礎です

上部の文章から、1㎡当たり20KN以上必要です

上記写真の表より

No,1~No,3まで地盤の表層部(表左側の深度)より20KN以上の地盤支持力があります

しかし、No.4・5については表層部が11、12KNのみです

木造建築のべた基礎の場合には、20KN以上の地盤支持力が必要となります

全ての調査ヶ所で満足させる為には、No,4の24KNを基準にグラフ左側の深度(m)の0.55mまでを掘り下げ、建築の基礎の深さを合わせていきます

また、数種類の調査方法によって掘り下げた部分は、転圧(散水を行いながら1t振動ローラー、ランマーにて所定の回数の締め固めが)必要という事が判断されます

このような検討を行い、基礎の検討・設計を行っています

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

吉野聡建築設計室

山梨県甲府市徳行2-7-15-201

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