ベタ基礎構造の防湿処理

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建築の基礎(べた基礎)の下部に設ける防湿フィルム

基礎内部・1階床下への湿気防止の為に行います

この防湿フィルムの有無において、基準があります

それは、住宅金融支援機構(旧 住宅金融公庫)の新築住宅に係る技術基準です

床下には次のいずれかの防湿措置を講じます。

(ア) 床下全面に厚さ0.1㎜以上の防湿フィルムを敷きつめます。なお、防湿フィルムの重ね幅は300mm以上とし、防湿フィルムの全面をコンクリート、乾燥した砂等で押さえ、押さえの厚さは50mm以上とします。

(イ) 床下全面に厚さ10㎝以上のコンクリートを打設します。

上記の基準からべた基礎の場合、コンクリートの厚さが10cm以上の場合は防湿フィルムが必要ないと言う事です



先日、某住宅会社の基礎を見ていた時に確認した事です

フィルム無しのべた基礎

防湿フィルムが敷かれてないべた基礎

コンクリートの厚さが10cm以上あれば、基準はクリア出来ます

正しい施工方法です

下部のべた基礎は、吉野聡建築設計室の自社の建築のべた基礎です

フィルム有りのべた基礎

防湿フィルムが敷かれたべた基礎

コンクリートの厚さは15cmあります

吉野聡建築設計室が設計・監理を行う木造建築物のべた基礎の厚さは、15cmが一般仕様です

この場合でも、全ての建築に防湿フィルムを敷いています

建物の耐久性に二重の配慮をしております

何十年後(耐久性)に大きな差が出てくるのではと考えます

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

吉野聡建築設計室

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