吉野聡建築設計室が設計する木造建築
・1階の床下を換気する為の基礎の立上り換気口
・基礎の上部にパッキンなどを設けた換気口
がありません。
基礎の立上りにある 基礎の上部にパッキンを設け
W300×H100の床下換気口 パッキンの無い部分の隙間
防虫網が設けられています から換気を行います
なぜ床下換気口が無いのか??
それは
「床下も1つの部屋(室内)として考えているからです」
この考えが、他の建築と大きく異なる事の1つです。
床下も1つの部屋(室内)にする為には、基礎の上に直接土台を敷きます。
その為には、コンクリートからの湿気が木に直接影響を及ぼさないようにしなければなりません。
そこにも、他の木造建築では見かけない対応を行っています。
それは基礎と土台の間に防湿シートを設けます。
基礎の上部・土台の下部に設ける
「防蟻・防湿シート」
これは、専用の基礎天端用の防蟻・防湿シートです。
材質はVシート同様EVA樹脂を使用しており、薬剤混入し厚みを0.5mm(Vシートは0.18mm)と厚くして、防蟻性も高めています。
そして、土台の木の性能も求められます。
今回の建築は、ヒノキ(乾燥材)を使用しています。
基礎と建物が接合する重要な部分
他には無い、ダブル・トリプルな工夫が必要です。
表面上の事だけでなく、建築に関する根本的・基本的な考え方から違うんです。
だからこそ、多くの「プラス」がある建築になります。
「建築とは」
小さな工夫・配慮の積み重ねによって造られるもの。
そんな思いです。
山梨県甲府市
デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理
吉野聡建築設計室
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藤井
お早うございます。
床下を1つの部屋(室内)にする
メリットを教えて下さい。
よろしくお願いします。
北原建築
おはようございます。
工夫・配慮の積み重ね
正しくその通りだと感じます。
小さな積み重ねで大きなものができる
そんな思いも同感することができます。
溶射屋
吉野聡建築設計室さん
おはようございます!
さすがは吉野さん、細かい所まで工夫がされているのですね。
換気口がないということは床下は空気の流れが無くても良いということなのですか?
そうか・・・床下は炭を置くので、室内との空気の循環があるから無くても良いということですね(^^)
伯爵
床も部屋
この発想は革命ですね
新潟スイーツ・ナカシマ
吉野聡建築設計室さん、こんばんは!
床下排気口をなくすために様々な工夫をこらしているんですね^^
そのための工夫は本当にすごいものですね^-^
吉野さんの工夫でプラスがいっぱいで感動です*^-^*