光りのデザインの中で、明るさをデザインするdesignと影をデザインするdesignがあります。

その光は、照明などを使った人工の光か太陽の光を使った自然の光かによってデザインの手法が変わります。

後者の太陽の光を使ったデザイン。

ハードルが上がります。

太陽の光は、季節・時間・天気によってその明るさ・強さ・角度・色が変わります。

また、方角によっても変わります。

「東・西・南・北」

この4つの方角で最も安定している太陽の光。

太陽光発電では、間違いなく南向き。

しかし、デザインとなると北向きです。

北向きの光は、季節や時間の変化が最も小さいのです。

絵や彫刻など美術系のアトリエでは、均質な明るさを求められますので、北向きの部屋・北向きの窓にすることが多いんです。

山梨県甲州市塩山小屋敷２２８０にあります「恵林寺」

詳しい情報は、下記のブログをご確認下さい。

2014年5月24日

山梨県甲州市　恵林寺座禅会　平成26年5月

本堂にある北向きの窓にある組子のデザイン。

北向きの安定した太陽の光によって美しいデザインが浮かび上がっています。

先人の教えや技術をしっかり学び、そこから新しい提案や知識を得る。

建築のdesignも同じです。

デザインだけのデザインではなく、機能や新たな提案をプラスした「機能美」

最も美しいデザインです。

山梨県甲府市

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吉野聡建築設計室

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