木造建築・住宅の工法3/5 「金物工法」

弊社が設計・デザインを行う木造建築・住宅。

ご依頼いただける皆様の思い浮かべる夢や希望を現実に!!

たくさんの弊社のオリジナルのデザイン・提案をさせて頂いております。

だからこそ、木造工法も5つの工法から検討しています。

このような体制を行っている設計事務所・建設会社・ハウスメーカーは、他にはありません。

5回シリーズでお送りする「木造建築・住宅の工法」

今日の第3回目は

「金物工法」

多種多様にわたる金物工法の中でもメタルフィット工法は、ボルト・ナットを使用しない異色の存在と言えます。また、その金物形状はブランドとしてのこだわりでもあります。接合部に用いられるメタットと呼ばれる金具は、鉛直荷重には勿論のこと、地震・風圧による水平荷重にも耐え、躯体接合に熟練技術を必要とせず、均質で高強度の建物を提供することができます。

メタルフィットの接合金物

接合金物

梁受け金物、柱頭・柱脚金物、そのいずれも他の金物工法に比べて圧倒的な厚さを誇り、強度と耐久性に優れた性能を発揮します。

木材にメタルフィットの接合金物を設置

あらかじめ、構造材(木材)に接合金物を取りつけます。

メタルフィット工法の建て方

金物工法の建て方状況。

構造材に設置されている接合金物同士を組みあわせ、

ドリフトピンにて固定します。

ボルト・ナットを使用しないため、ナットの締め忘れやナットの緩み等が発生せず、ドリフトピンの有無確認で施工チェックが完了します。また、金物種類も少なく現場作業における煩雑な金物選択の省力化を図るとともにドリフトピンの打ち込みだけによるスピーディーな施工が実現します

また、メタルフィット工法で建てられる建築は全て立体解析による応力計算と許容応力度設計を組み込み詳細な構造計算で安全性が確かめられています。その内容は上部躯体は勿論のこと、基礎そしてアンカーボルトにまで及んでいます。

建築基準法では、地震などのほか風や積雪などの影響を考慮して建築物を設計しますが,地震に耐える力は震度ではなく,地表面の地震波の加速度を基準に計算しています。地震は,その種類・発生地点・伝わってくる途中の地盤などさまざまな条件により,さまざまな揺れ方をし上下左右のゆれが複雑に組み合さっているため,同じ震度の地震でも,これらの条件により建物に生じる地震力は全く異なりますので,建物に及ぼす被害の度合いも異なります。

このため,この建物が震度いくつまで耐えられるかは一概には言えませんが,現在の建築基準法では,およそ震度6弱程度の地震までは安全と考えられています。

吉野聡建築設計室の設計・監理で完成した、静岡県沼津市の建築でもこの金物工法を採用しました。

東海沖地震の強化指定区域という事もあり、構造計算上震度7強まで安全な仕様で設計を行っています。

その他、山梨県内でも数棟の設計の実績があります金物工法。

耐震性においても「性能数値で確認する」を追求した木造建築の設計も行っております。

明日の第4回は「ストラクチャー工法」をUPします。

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

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