木によって機能・性能が変わります。1/2

1口に「木」と言っても、多くの種類があります。

竹の仲間やヤシの仲間を含めると、日本にある木の種類はおおよそ1,500種だといわれています。

このうち、木材としての使いみちが比較的よく知られている木が100種類以上。種類によって木材の性質が違うので、それぞれの特徴に応じた使い方が求められます。

また、建築で扱う木材は、種類、性質、板目・柾目・杢目、製材の挽き方などによっても変わります。

今日は、無垢材と合板の違いについてUPします。

無垢材'(杉)と構造用合板

右:杉無垢材 左:構造用合板

・「無垢材」

用する形状で丸太から切り出した木材。割れやひびなどが入りやすいが、天然木本来の風合いを持ち、室内の湿度を調整する働きもあります。

また、ホンモノの木を使った建築の美しさを魅力の1つです。

・「合板」

木材を薄くむいて板とし、板の繊維方向が互いに直交するようにして奇数枚を積み重ね接着剤で貼(は)り合わせて1枚の板としたものです。

①広い面積が得られる

②製品サイズ(厚さ・幅・長さ)が豊富である

③含水率の変化に伴う伸び縮みが少ない

④あらゆる方向からの力に対して高い強さを発揮する

⑤単板の樹種や構成(厚さ、枚数)によって、いろいろな性能の製品がつくれる

⑥釘の保持力が高い

⑦樹脂や薬剤の処理が容易にできる

この様にそれぞれが、それぞれの特徴があります。

明日は、サイプレス(豪州ヒノキ)と杉の比較をUPします。

吉野聡建築設計室

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