配管(給湯管)の保温材 アスベスト

「魔法の鉱物」などと呼ばれ、もてはやされてきた「アスベスト」。

日本では建設ラッシュを迎えた 1960 年代に輸入が急増し、1974 年の約 35 万トンをピークに年間 20 万~30 万トンが輸入されてきた。

特に使用量が多かったのは建材で、輸入アスベストの 90%以上が、さまざまな建材に使われてきた。

ところが、アスベストによる健康被害が問題となり、吹付けアスベストについては、1975 年(昭和 50 年)、それ以外のアスベストについても段階を経て 2004年 10 月(平成 16 年 10 月)に「原則」として禁止されています。

吹き付けアスベストや吹き付けロックウール以外に、配管の保温材としても使われていました。

ボイラー室の配管

ボイラー室の配管(給湯管)

保温材は、配管の接続部や、上記の写真の赤〇部の配管が曲がっている部分(エルボー)のつかわれています。

配管カバーを撤去する

配管の保温材カバーの一部を撤去して、保温材の確認。

限りなく、アスベストと思われる保温材。

最終判断は、採取して検査機関に成分の分析依頼です。

結果は「アスベスト」でした。

新築から年数の経っている建築は、要注意です。

給湯管の保温材に「アスベスト」が含まれている材料が使われいている可能性があります。

明日は「煙突」のアスベストについてです。

吉野聡建築設計室

山梨県 甲府市 徳行3-3-25

TEL 055-222-6644

FAX 055-222-6100 

mail   yao@ruby.plala.or.jp

web   http://sekkei-y.com

facebook http://www.facebook.com/sy.sekkei

     https://www.facebook.com/sy.breakfast