今も生き続ける 県民会館にあった「協・和」の文字 1/2

山梨県甲府市丸の内1丁目のスクランブル交差点の北東に隣接していた「県民会館」

県民会館

日本を代表する建築家の一人の山梨県南アルプス市出身の建築家

「内藤多仲氏」の設計により1960年に竣工しています。

内藤多仲氏の代表作として東京タワー・通天閣があります。

県民会館は、山梨県内の商工観光団体などの要望を受けて、県が建設し、県内で初の大型公会堂と、経済団体のための貸し事務所ビルの2つの部分で構成されていた。公会堂部分は1957(昭和32)年6月4日に完成し、1600人収容の大ホール、小ホール、映画講堂、和室があり、総面積6000平方m、工費3億5700万円だった。

 貸しビルは1960(昭和35)年4月30日、県費で完成し、工費3億575万円だった。鉄筋コンクリート造り地下1階、地上8階、総面積は6533平方mで、その当時、山梨県で最も高い高層ビルだった。地下には県内で初めての公共展覧会場、7階に結婚式場、最上階にレストラン山梨会館が開業し、当初は都会風のあこがれの結婚式場としても話題を呼んだ。「昭和の名建築・山梨県県民会館の記憶サイトより」

今から2年前。

山梨県の委託により弊社の解体設計にて「県民会館 55年の歴史に幕」となっています。

2015年10月19日

山梨県甲府市 県民会館 解体工事

県民会館建設は、当時の天野久県政の目指す県土建設のシンボル事業に位置づけられていました。

そんな事を感じるものが当時の県民会館の玄関ホールに残されていました。

それがこれです。

県民会館 天野久知事 和

県民会館 天野久知事 協

当時の天野知事が揮毫した「協・和」

これは、公会堂が県民の寄付協力で出来たことを記念した意味があると言われています。

2年前に解体された県民会館。

「協・和」の文字は、今でも生き続けています。

続きは、明日のブログで!!

吉野聡建築設計室

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