庇や軒の出がある建築と無い建築の実験 2/2

建築にとって、とても大切な軒や庇。

その建築を使う私たちにとっても、大切なものです。

しかしです!!

コストダウン(屋根面積を抑える事で安くする)やデザインなどから、庇や軒の出が少ない、又は無い建築を見る事が多くなっています。

機能・性能・耐久性を失い、大きなマイナスになります。

庇や深い軒のメリットに、以下の3点があると思います。

(1)「環境問題に貢献」

 夏の直射日光を遮り、逆に冬は取り入れる

(2)「機能性のUP」

 突然の雨でも室内に吹き込みにくい

(3)「耐久性のUP」

 雨水による外壁の漏水や痛み等のリスク回避

 

だからこそ、吉野デザインでは積極的に「軒・庇」を設けています。

本日のブログは、約8年使い続けた「軒のある・無しの自転車置場」の実験結果報告をUP致します。

オリジナルデザインの自転車置場。

木製の屋根付きで6台の自転車が収納できるサイズになっています。

6台 木製自転車置場

自転車置場の軒を使っての8年の実験。

結果がこれです。

軒のある 軒の無し

青い四角:3cmの軒がある

赤い四角:軒の出が無い。

汚れ方が一目瞭然です。

そして、赤い四角の木は腐り始めているんです。

コストだけ・デザインだけ・機能だけ・耐久性だけで無い建築。

ヨシノデザインの設計コンセプトの

デザイン・高性能・環境・コストが1つになった建築。

たくさん提案を行っています。

住宅、店舗、飲食店、事務所、工場、倉庫、集合住宅、各種病院

など建築の設計・監理

耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、

特殊建築物定期報告書検査作成


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