火災時に重要な防火戸「防火設備と特定防火設備」

防火戸

大規模建築の廊下などに設置されている防火戸

写真の防火戸は「特定防火設備」。

防火戸は、建築基準法に規定される防火設備の一種です。

通常時には通行する事が可能ですが、火災時に火や煙を遮る大切な・需要な役割を果たします。

防火戸には「防火設備と特定防火設備」があります。

・「防火設備とは」(建築基準法第2条第九号二/ロ)

主として、開口部の延焼防止を目的として、防火区画の一部や外壁の開口部などに用いられています。(外部に設けることが多い)

・「特定防火設備とは」(建築基準法施行令第112条第1項)

火災の拡大を防止するものであり、防火区画や防火壁の開口部、外壁の開口部、避難階段の出入口部分などに用いられています。(内部に設けることが多い)

設ける場所・条件が異なる防火設備と特定防火設備。

防火戸自身の構造・性能も変わります。

火災時に被害を拡大させない事や、人命を確保する為の大切な・重要な役割を果たす防火戸。

だからこそ、防火戸(特定防火設備)の周囲には、荷物や物を置かないで下さい。

緊急時に役割りを果たせなくなります。

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