鉄筋コンクリート造 鉄筋の継手の種類

鉄筋コンクリート造のコンクリートの内部に配筋されてい鉄筋。

一定の長さとして建築現場に搬入されるために、長い距離を配筋する部分は、工事現場でつなぎ合わせて使います。このつなぎ合わせ有る部分を「継手」と呼びます。

鉄筋の継手には、重ね継手・圧接継手・溶接継手・機械式継手があり、今日のブログでは、継手の代表なる「重ね継手・ガス圧接継手」についてUPします。

鉄筋 重ね継手

「重ね継手」

2本の鉄筋を重ねて一本の様に配置して、コンクリートと一体化することにより、鉄筋に生じる力を伝達する方法です。

鉄筋 ガス圧継手

「ガス圧接継手」(yahoo画像より)

鉄筋端部を突合せ、加熱と圧力を加え鉄筋を一体化する工法です。

一般的には、16㎜以下の場合に重ね継手を利用することが多いです。

それより直径の大きな19㎜以上の鉄筋は次に説明するガス圧接継手となることが多いです。

建築工事標準仕様書JASS5鉄筋コンクリート工事2003(日本建築学会)では、35㎜を超える異形鉄筋の重ね継手には原則として用いないと言う基準もありますが、25㎜以上の鉄筋の継手はガス圧溶接にしています。

鉄筋コンクリート構造では、鉄筋は引っ張り方向に耐える力を大きく期待されています。従って「継手」は鉄筋に加わる引っ張り方向の力を十分に伝えることができる必要があります。

上記のガス圧溶接の溶接部分が、確実に溶接されているかの試験方法があります。

明日のブログは、その試験器具をUPします。

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