木造建築の伏図を描く

伏図とは。

上から見下ろした形状が記載された図面(見下げ図)で、主に構造図に用いられる図面を「伏図」と言う。

基礎伏図・床伏図・梁伏図・小屋伏図などがあります。

木造建築の工程の「建て方」が伏図図面を利用する時です。

伏図と建て方

伏図を見ながら作業をする建て方

この伏図、最近は建築CAD(コンピューターの自動作成)などで、描ける人が少なくなっているとの事です。

伏図を描くポイントは、プランニング(基本計画)の時から始まっています。

それは、1階のプランと2階のプランをどのように組み合わせるかが重要になります。

更に言うと、1階と2階の耐力壁線を一致させるかで、構造が単純になります。

単純になると言う事は、構造上安価で強い建築が出来るんです。

と言って、構造の事ばかり気にし過ぎて、デザインやプランニングが疎かになるなんて話を耳にします。

2階床伏図

2階床伏図

小屋伏図

小屋伏図

1階・2階・屋根の壁・柱・梁がどのような関係になるのか。

また、構造材はどのような寸法になるのか。

木材の一般流通規格寸法はいくつなのか。

更に、仕上材は何を使うか。

などによって変わる木造建築の伏図。

伏図が描けることにより、木造建築の増築・改修・リフォームも容易になってきます。

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