キュウリ・ゴーヤのつる棚 建築基準法の筋交いで補強

きゅうりやゴーヤなどのつる性植物を栽培する時には、合掌作り菜園つる棚が必要になります。
支柱や網がセットになった棚は、ホームセンターやネットなどで販売されています。
便利な既製品の棚ですが、たくさん植えるとその面積が増えてきます。

つる性植物の棚

更に、成長につれてつる棚にかかる荷重が増えてきり、台風や夕立などの強風時に転倒してしまう、なんてことがあります。
そこで、弊社からの提案です。
この棚を建築の木造軸組工法とし考え、補強していきます。
それがこれです「↓↓↓」

つる植物 棚の補強
赤のライン沿いにある部材が「補強材」です。
木造軸組工法では、これを「筋交い」(すじかい)と言います。
筋交いとは、柱と柱の間に斜めに入れて建築物や足場の構造を補強する部材である。「筋交」「筋違」とも表記され、ブレース (brace) とも呼ばれる。
構造体の耐震性を強める効果があり、建築基準法では一定の割合で筋交いを使用することが義務づけられています(梁と梁、耐力壁で十分な強度が発揮できる場合は除く)。柱と梁の形づくる長方形は、接合部の強度に余裕がないと、地震や暴風などの水平力を受けたときに平行四辺形にひしゃげるように変形してしまう。そこで、対角線状に筋交いを加えて三角形の構造を作り、変形を防止します。

棚に筋交いを入れることで、全体ががっちり固まり安全・安心に繋がります。
夏が終わるころまで、しっかり機能を果たしてくれる「筋交い」です。

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