楽に・快適に・健康的に・安心して過ごす為には「冬を基準に考えるべき」1/2

今日から10月です。
少しづつ寒さを感じ始め、ファッションが楽しい秋本番を迎える季節です。

山梨県甲府市 吉野聡建築設計室のブログで、何度ともなくUPさせて頂いております
楽に・快適に・健康的に過ごす為には「冬を基準に考えるべき」
何度も・何度も提案させて頂きます。

今年も、記録的な猛暑となった高温多湿日本の夏。
熱中症によって毎年数百人が死亡しています。
そんな厳しい・危険な環境の中でも「月々のコスト抑え、涼しく・快適な環境で生活を」と思います。
一般的に日本の建築は、夏を基準に考えられています。
しかしです。
弊社が提案し続けている「夏でも快適に過ごす事ができる建築」は
「冬を基準に考える」

そのような考え・基準・仕様で作られた建築の室内で冷房を使用した場合。
外部の環境(暑い・寒い)の影響を受けにくくなり、室内の快適な環境が一定に長時間持続します。
その結果!!
「消費電力が少なくなります=ランニングコストを抑えることが出来ます」
「地球環境(CO2削減)問題、エネルギー問題への貢献にも繋がります」

それは、建物配置・間取り(プラン)・建築デザイン・開口部(窓)・建築材料の断熱性能の追求です。
それが、夏の快適性に繋がってきます。

例えば、洞窟の中は夏は涼しく・冬は暖かい。
また、地下水は夏に冷たく・冬に温かい。
それは、外部の環境を受けにくい・受けないからです。

弊社では、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の断熱性能の地域区分表を基準としています。
間違いの無い・正しい基準。
全国の気候条件に応じて区分されています。

断熱性能の地域区分

断熱性能の地域区分

断熱性能の地域区分表1  断熱性能の地域区分表2

市町村単位で分けられた断熱性能の地域区分表

Ⅰ地域は北海道
Ⅱ地域は青森県、岩手県、秋田県
Ⅲ地域は宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県、長野県
Ⅳ地域は茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県
Ⅴ地域は宮崎県、鹿児島県
さらに、市町村単位で詳細に分かれています。

この断熱性能の地域区分表も、冬を基準にして考えられています。
この中で、吉野聡建築設計室が基準としているのは
「Ⅰ地域の北海道」
日本で最も環境の厳しい地域。
そのような地域でも快適に過ごす事できる建築です。

冬が快適な建築は夏も快適
だからこそ、建築は冬を基準に考えるべきです。

明日は、東京大学の教授と元総長の2人のお話をUPさせて頂きます。

企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、アパート、マンション、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などのデザイン・設計・監理。

耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、

特殊建築物定期報告書検査作成


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