水切り目地とは、
呼んで字の如く、軒裏に伝わる水をその部分で切る為の目地です。
「軒天先端付近」、「窓庇先端付近」、「パラペットあご下」、時には「梁下」に多く取り付けられています。

赤のラインに沿ってある「水切り目地」
地味な目地なので気が付かない事もありますが、建築にとって耐久性上・美観上に重要な役割を果たしています。
下記の写真は、軒裏に水切りが無い建築です。

軒裏に汚れが伝わっています。
液体には表面張力がありますので、水平な軒裏や天井を風の流れで伝わり、その繰り返しで塗膜が剥がれてきます。
原因は水切り目地が無いという事です。

今日UPしている軒裏の水切り目地だけでなく、屋根・軒裏・外壁・サッシ・基礎など建築にはあらゆる部分で水切りがあります。
屋根・外壁等からの雨水を、内部への侵入を防ぐ役割も担っています。
重要な・大切な・素晴らしい仕事をする水切り。
全ては「建物を守るために」です。

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