「鉄塔」の色から高さを確認(赤+白とグレー)

鉄塔は、鉄製の骨組み構造から構成される細長い建造物である。特に送電鉄塔は基礎が各脚に設けられトラス構造が特徴であり、基礎が一体型の「鉄柱」とは区別される場合もあります。
建築基準法では、第88条第1項に基づき、
鉄筋コンクリートの柱、鉄柱、木柱など、高さが15メートルをを超える工作物は確認申請が必要となりますが、旗ざおならびに架空電線路用ならびに電気事業者および卸供給事業者の保安通信設備用のものは除くとの事です。

甲府市 赤白鉄塔とグレーの鉄塔
10月下旬、甲府市にあります特別養護老人ホームの現場調査を行っていた時にです。
赤と白の鉄塔とグレーの鉄塔を同時に確認した時に、この色の違いは何だろう??
その場ではメモに残しながら後日確認すると、明確な答えです。

国土交通省 東京航空局 保安部 航空灯火・電気技術課 監理係より
航空機の航行の安全を目的とし、航空法第51条の規定により、地上高60メートル以上の高層建築物等には、免除となる場合を除き航空障害灯の設置が必要になります。
同様に航空法第51条の2の規定により地上高60メートル以上の煙突、鉄塔等で昼間において航空機からの視認が困難な物件には、あわせて「昼間障害標識」の設置が必要になる場合があります。
これらの航空障害標識を設置した場合には、同法施行規則第238条の規定に基づき、遅滞なく地方航空局長に届け出なければならないことになっています。
上記の「昼間障害標識」を調べると
高さ60メートル以上の煙突・鉄塔・骨組構造などの構造物や、制限表面に近接し航空機の航行の安全に影響を及ぼすと思われる物件などに設置される赤、または黄赤と白に塗り分けられた塗色あるいは旗や標示物である。

なるほど!!航空障害灯の設置か昼間障害標識の関係を理解です。
赤白の東京タワーとシルバー色のスカイツリーの違いもここにあるんですね。

シルバー色のスカイツリー
シルバー色のスカイツリー

赤白の東京タワー
赤白の東京タワー

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