大きいプロジェクトも小さなプロジェクトも、全て「相談～調査～企画～設計～見積～建築工事」の工程で流れますが、それぞれの条件によって進み方が変わります。
また建築工事現場では、土工事から杭・地業工事、基礎工事、躯体工事、下地・仕上工事といった流れとなり、1つの建築物が完成するまでに最低でも数ヶ月から数年かかるプロジェクトも存在します。
だからこそ工程管理をしっかり確認しながら工程通りに進める事も、設計・監理者の役目です。
そこで、まずは工程表の確認です。
工程表とは、着工日から竣工日までの期間におこなわれる各工事を時系列順にまとめた表のことです。
各現場では、施工管理者が工事の工程管理をおこなうためにいくつかの工程表を作成し、監理者が確認を行います。
工程表には、
・総合（全体）工程表
・週間工程表
・月間工程表
と言うように、いくつか種類があり現場の規模や目的によって使い分けます。
下記の写真は、山梨県甲府市　吉野聡建築設計室の掲示板となった建具に貼られた、各建築工事現場の工程表です。

令和6年2月上旬　建築工事現場だけで、7つのプロジェクトが同時進行となっています。
その他、企画・調査・基本設計・実施設計・各種申請のプロジェクトをプラスすると、多くの案件が同時進行で進んでいます。
だからこそ、毎日・毎朝の工程表の確認を行い、それぞれの状況確認を把握しながら、今日すべきことを確認しています。

「段取り八部」
建築（大工）の仕事で生まれた言葉で、仕事を進める上で事前の準備がいかに重要かを表し、段取りをしっかりしておけば、その仕事は８割完了したも同然であるという意味です。
そして残りは「手間二部」とも言われています。
工程管理も大切な・重要な「段取り」の一つです。

企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、アパート、マンション、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などのデザイン・設計・監理。
耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、
特殊建築物定期報告書検査作成
山梨県甲府市
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