山梨県甲府市内の中学校 受水槽(上水)更新工事

甲府市内の中学校にある受水槽
24 時間365日。常に可動し続ける建築の給排水設備の中に「受水槽」があります。
「受水槽」は大規模の建築の敷地内の隅に設置されており、建物内で同時に大量の水が使われる可能性があるから必要とされています。
一度にたくさんの水を使う場合、水道管からの給水だけでは間に合わない。
そこで「受水槽」です。
水道管から送水される水を「受水槽」に貯めることで、同時使用が可能になります。
更に、受水槽から建物へ送水する場合、3階まで建築ならば水道管らの圧力によって各階に水を供給できますが、4階以上の場合にはポンプで送水することが必要になります。

私たちの大切な飲料水にも利用される「受水槽」
材料によっての耐年数(寿命)があります。
FRP製(強化プラスチック):15~25年
鉄筋コンクリート製(地下式):30~40年
ステンレス製:30年以上 ステンレスは錆び難いため耐久性は特に問題はない。耐用年数は特にない。
どの材料でも点検や清掃などの予防保全をしっかりと行っておくことで、寿命が1.5~2倍程度伸びることもあります。
受水槽の更新に合わせて、各種「配管・送水ポンプ・高架水槽」の見直しも行います。
特に多いのが「高架水槽」の廃止です。

廃止する高架水槽
衛生面・耐久性・耐震性面から廃止される高架水槽。

上水を圧送するポンプ室
4階以上の屋上にある高架水槽の廃止するために、ポンプも不要となります。

消火ポンプ
受水槽から水は、消火の時にも利用します。
消火専用のポンプにて送水します。

更に水道法により受水槽の点検・メンテナンスも関係します。
「第51条により」
受水槽の有効容量が10㎡を超える貯水槽は、水道法により1年に1回以上の定期的な清掃と登録検査機関による検査の受検が義務付けられています。
未対応の場合、最高100万円の罰金を課せられる事があります。
10㎡以下のものは水道法の摘要はありませんが、各自治体の条例や取り決めで定められている場合がありますので事前の確認が必要です。

このように、水道管から送られてくる「水」は、蛇口から出てくるまでに、多くの関係法・基準・規則の中を通ってきます。

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山梨県甲府市
吉野聡建築設計室
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