現場・敷地調査時に服につく「アレチヌスビトハギ」

温暖化の影響でしょうか??
敷地や建物調査時に確認する・服につく雑草(くっつき虫、ひっつきむ虫)の種類が変わってきています。

建築物を建てる・今ある建物が建っている敷地(土地)の敷地調査。
新築・増築・改築・改修・リフォーム等の設計を行う上で、全てのスタートとなります
調査内容は、各関係法の行政機関との事前相談にはじまり、敷地や周辺の現状や環境の確認・敷地測量・地盤内の確認の地耐力調査もあります。
無数にある調査で、特に注意することが「道路境界線や隣地境界線」です。
お互いの権利が関係するので、時には双方の確認をして頂く事もあります。
その境界線は、整備されたところばかりではありません。
草むらの中での調査もあります。

草むらの中の隣地境界線
草むらの中の隣地境界線
そんな時にです!!

アレチヌスビトハギ
厄介者のアレチヌスビトハギに襲われています。
それがこれです↓↓

パンツに着くアレチヌスビトハギ
パンツに着くアレチヌスビトハギ
服やパンツに着くと、取るのにホント苦労します。
アレチヌスビトハギを詳しく調べてみると。

アレチヌスビトハギは、北アメリカ東部原産の多年生の帰化植物ですが、地域によっては冬に枯死するため、1年草とされる場合もあります。岡山県高梁市出身の植物研究家、吉野善介氏により1940年に大阪で採集されたのが国内における初めての記録とされます(清水建美編.2003.日本の帰化植物.平凡社.p.107)。日当たりが良く乾燥した環境を好み、北海道から沖縄まで全国に帰化していますが、特に西日本に多く、市街地の植え込みや空き地、道端などから、河川敷、田畑の畔、林縁など、攪乱がある環境に生育し、ときに群生します。少雨乾燥の岡山県南部では、ごく普通に見られる植物です。
果実の表面にはカギ状の細毛が密生しており、くびれた節の部分で容易に折れて、動物の毛や人間の衣服に付着して運ばれる(付着散布)、いわゆる「ひっつきむし」です。(重井薬用植物園より)
同じ苗字の植物研究家、吉野善介氏
貴重な研究・情報を有難う御座います。

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