手描きの設計図面から

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***今日は何の日*** <日刊新聞創刊の日>

1872年、日刊新聞「東京日日新聞」(現在の「毎日新聞」)が創刊した

イメージ図やスケッチ図を除き全ての設計を建築CADソフトで行っています

CADの経験年数は12年になります

大学を卒業して4年間は「ドラガー」と言った製図用紙にシャーペンで1本1本線を描きながら1枚の設計図を仕上げていました

平行定規 建築製図用ドラフター

平行定規                 建築製図用ドラフター

その頃に利用していた製図用具です

手描きで設計図を描いていた頃の最も印象がある思い出は、1枚の設計図の大切さです

たった1枚しかない設計図

そんな設計図を1枚完成させるのに費やす時間は、2~3日かかる図面もありました

夏の暑い時に、汗ばんだひじを製図用紙の上でこすって線をダメにしたり、消しゴムで消している時に製図用紙を破ってしまった思い出があります

それが今はCADでの設計ですので、同じ設計図を無限に作成する事が出来ます

その他に1本の線での表現です

1本のシャーペンによって太い・細い、濃い・薄いなどで製図用紙から設計図が浮き上がってくるような設計図を描く事を目標としてました

CAD化している現在でもその考えは変わっていません

プランやデザイン、さまざまな提案も大切ですが、設計図をしっかり描く事も大切ではと考えています

吉野聡建築設計室

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

製図に対する考え方にご理解してくださるなら(1click)

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