木造建築の外張り断熱

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「外断熱」や「内断熱」といった建築の断熱工法の言葉を聞いたことがあると思います。

日本建築学会では、木造や鉄骨造の建築に「外断熱」や「内断熱」という工法はありません

その断熱工法が可能な構造は、鉄筋コンクリート造のみです

詳しくは、2010年1月 8日 外張り断熱と外断熱の違いをご参照下さい

では、鉄筋コンクリート造建築の外断熱の基本的な考えは

鉄筋コンクリートの建物では、コンクリートがその建築の大部分を占めています

このコンクリートの温度管理を行う事で室内環境が大きく変わります

コンクリート躯体を外部より断熱材で包み込むため、外部環境の変化の影響を受けにくくなります

したがって、年間を通じて躯体が一定温度を保つことになり、快適な内部環境をつくる事が出来ます

鉄筋コンクリート造の建築は、躯体内にたくさんの熱を蓄える事が出来ます

その躯体内の熱を利用し、快適な住環境と省エネルギーを実現するのが、外断熱です

木造・鉄骨造の外張り断熱の建築はどうでしょう

熱を蓄える事ができる大きな躯体は存在しません

柱・梁のラーメン構造・面剛性の2×4工法も壁内は空洞です

外張り断熱の木造建築

全てが「NO」と言う事ではありませんが、機能・性能面で注意が必要です

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