耐震診断 耐震設計 耐震工事(2)

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昨日は「耐震診断とは」の全体のお話をさせて頂きました

本日は、耐震診断の方法についてです

診断方法の選定

既存建物の耐震診断を実施する上で、大きな検討事故の1つが診断に要する時間と費用です。それも、軽微な診断方法からはじめる事で対応出来ます。

まず、簡易な調査・診断で耐震性に疑問があるかどうかを判断します。もし、この段階で耐震性に問題ありと判断されれば、さらに精密な診断をおこなって問題点を明らかにし、そして耐震補強案の策定まで進めます。もちろん問題無しとなればそれにこしたことはありません。

このような手順により時間と費用の問題はクリア出来ます

診断方法

診断が精密になるほど時間と費用は多くかかることになりますが、以下数字の手順に進め、建物の特徴に見合った診断方法を選択することが肝要です。なお、簡易な診断の段階で「耐震性能が十分ある」、と判断された建物の方がより健全な建物といえます。

①予備調査

設計図書の内容確認により建築物が設計図書通りかどうかをチェックし、診断内容(診断の必要性や診断レベル:一次診断/二次診断/三次診断)を判断します

②一次診断法

柱や壁の量から略算される建物の強度を基準に診断します

壁量の多い建物に適した簡便法です

②二次診断法

柱と壁の強度とじん性を考慮して耐震性能を算出する手法で、一次診断より精密な判定法です

鉛直部材の強度のほか、建物のじん性も評価します(じん性:粘り強さ)

③三次診断法

柱・壁に加えて梁の受けるダメージも考慮し、建物の保有水平耐力(地震力のような横方向の力に対する建物の耐力)を求める最も厳密な判定法です

④補強設計

耐震性能が十分でないと判断された建築物に対して補強方法の検討をおこない、耐震性向上案を策定、提示します 

⑤耐震補強工事

 補強設計にて作成された設計図書に基づき、建築工事工事を行う事

昨日からUPしています「耐震診断 耐震設計 耐震工事」

鉄骨造(S造)や鉄筋コンクリート造(RC造)の建築物においての一連の流れとなります

吉野聡建築設計室では、山梨県や甲府市などの公共や民間の建築の耐震診断・耐震補強設計を行っています

実績は、吉野聡建築設計室HP worklist(業務リスト) をご確認下さい

また、木造住宅(すべての工法)の簡易な耐震診断、詳細な補強設計も行っています

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デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

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