耐震診断 調査建物の現場調査

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耐震診断び2次診断・3次診断で行う現場調査

耐震診断を行う建築が設計図面通り作られているか、また建物の履歴および現状を把握するために、現地調査・実測・試験などを行って、耐震診断に必要な形状指標・経年指標・材料強度・部材断面などの諸数値に反映されるとともに、耐震診断結果の総合的な評価資料を作成するために実施します。

調査内容は、建物実測・部材寸法確認・不同沈下調査・傾斜測定・ひび割れなど劣化調査・電磁波レーダーによる配筋調査・はつり調査による鉄筋腐食度調査・鉄筋径の測定(柱・梁・壁)・コンクリートコア抜き(壁)・コンクリート圧縮強度試験・コンクリート中性化試験など・・・図面の有無によっても必要調査内容は変わります。

本日は、調査内容の1つ

鉄筋コンクリート造の調査建物で使われているコンクリート

その強度や状態を確認する調査をUPします。

耐震診断 現場調査 コンクリートコア

調査建物から採取したコンクリートコア

各階3ヶ所を採取します。

コンクリートコア抜き状況

調査建物からコンクリートを採取します。

採取したコンクリートコアを用いて、

圧縮強度試験

コンクリート圧縮強度試験

設計時のコンクリート強度を満足しているかの確認を行います。

コンクリート中性化試験

コンクリート中性化試験

採取したコンクリートコアにフェノールフタレイン1%溶液を噴霧します。

中性化していない部分は赤紫色に変色しまが、

中性化している部分は無色となります。

コンクリートは、経年劣化・ 酸性雨 ・排ガス・スモッグ・塩分等の影響で年と共に表面から徐々に中性化していきます 。

コンクリ-ト強度に及ぼす影響は少ないのですが、中性化により内包される鉄筋が錆びて剥落・爆裂の原因となり構造体劣化の原因となります。

耐震診断を行う現場調査

耐震診断結果の総合的な評価資料を作成する為の大切な調査です。

このような調査や設計図を基に耐震診断を行います。

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