間違っていた「シロアリにおける対応は地盤面から1mまで」2/2

シロアリにおける防蟻処理。

「シロアリ(白蟻)における対応は、地盤面から1mまで」

・建築基準法施行令49条2(外壁内部等の防腐措置等)

2 構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。

住宅金融支援機構が定める技術基準の木造建築の仕様書にも同じような内容で示されています。

そのような内容で勉強してきました。またそう信じていました。

しかしです!!

弊社の設計・監理にて山梨県市川三郷町で行っています改修工事。

外壁の内部の壁を解体した時にです。

柱の上部と梁の部分に被害

柱の上部と梁の部分に被害。

この場所は、地盤面から3m程の位置。

この部分だけシロアリの被害があるんです。

上部に記載した建築基準法施行令や住宅金融支援機構が定める技術基準で示されている内容。

間違っている。

そんな事を証明する写真です。

調べると、今回のケースは「羽アリ」の可能性が大です。

シロアリ・羽アリ

浴室・洗面室のタイルの亀裂や外部にあるサッシとの隙間などからの水シミ。

シロアリ被害が最も多く確認される箇所です。

防蟻処理はもちろんですが、建築に行ける防水処理における設計や施工。

改めてその重要性を感じています。

多くの建築で見かける

コーキングだけで水処理を行う建築の納まり。

絶対に行ってはいけない方法です。

コーキングは3年から5年。

長くても10年でダメになります。

建築の各部位の納まり(作り方)や防蟻処理。

そして木材への配慮が大切。

弊社のブログでも提案し続けているサイプレス(豪州ヒノキ)

シロアリに強いんです。

詳しくは下記のブログ、その中のリンクをご確認下さい。

2014年5月16日

サイプレス(豪州ヒノキ)を使い続ける理由

山梨県甲府市

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吉野聡建築設計室

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