建築の省燃費・省エネルギー化は地球を救う 2/4

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平成23年3月11日に発生した東日本大震災

それまでは、電気は無くならないもの、使いたい放題の生活でした。

それが、地震ををきっかけに電気(エネルギー)は限りあるものだと言う事が分かりました。

火力・原子力・風力・水力・太陽光・地熱・バイオ発電・・・など「エネルギーの作り方も大切」

そして「作ったエネルギーをどう使うか」も大切です。

小さなエネルギーで快適な空間が生まれる

「建築の高断熱化」

これからの建築の基準です。

それは、2005年(平成17年)に環境先進国のドイツの環境に対する視察に行った時からの思いです。

それから10年。

提案し続けています。

「高断熱の建築は、誰でも・単純に・最も効果があります。」

外と内の環境を断熱材で完全に遮断する高断熱建築

それは、「性能が良い断熱材を設ければ良い」と言う事だけではありません。

断熱材の施工する場所(外・内断熱)や断熱材の種類の検討

そして、平面プラン(間取り)、室内の空気の循環、気密性能、開口部の仕様・位置・大きさ・補助的な暖房方式・設置位置など多くの検討が必要です。

これらは、建物の大きさ・構造・用途によって使い分けることも必要です。

メインは断熱ですので、生活を始めたその日から、小さなお子様からお年寄りまで、直ぐに効果を感じる事ができます。

そして、この仕様を高めることで「無暖房建築」が可能となります。

私が、初めて出会った「無暖房建築」

ドイツ環境住宅

環境先進国のドイツ ブロークンエアーにある環境村の木造住宅

壁の断熱材が40㎝あります。

40㎝の断熱材が入った壁

内部壁 20㎝ 外壁20㎝

内壁の厚さ20㎝              外壁の厚さ20㎝ 

窓は、樹脂サッシ+Low-eガラス(高断熱仕様)

このような仕様が、エネルギーを使わない「無暖房住宅」の第1歩となります。

もちろん、その他の平面プラン・窓・ガラスの仕様、換気扇、照明・・・などの配慮が必要です。

そんな夢のような建築

日本では、長野県諏訪市にあります。

350坪の介護サービス施設がその仕様で作られています。

春夏秋冬。定期的に視察に行っている建築です。

4回のシリーズでUPする「建築の省燃費化は地球を救う」

明日の第3回は、無暖房建築の視察をUP致します。

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

吉野聡建築設計室

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