くも膜下出血・脳挫傷。そして左半身マヒ・後遺症からの復活2/2

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吉野聡建築設計室 吉野聡

山梨県甲府市にある建築設計事務所、吉野聡建築設計室 吉野聡

20年程付き合っている後遺症があるんです。

24歳の時に行っていたスポーツの事故によって右顔面を強打。

外傷性くも膜下出血+脳挫傷が原因で起こった左半身マヒです。

頭の上部から足先までの目・鼻・口・手・指・足。

見事に左半分の完全麻痺です。

麻痺のレベルはひどく、動かない・触れても感覚が無い・温度を感じないレベルでした。

そして、目の「復視」と言う症状。

物が二重に(二つに)見えることを複視といいます。

身体障害者の認定も取得できるレベルでした。

あれから20年。

自分しか分からない後遺症は、まだまだたくさん残っていますが、健常者と同じ生活が出来る。

走れる・ロードバイクも乗れる。

そして、多くの事にチャレンジしています。

今日は、くも膜下出血が原因で左半身が完全にマヒしたご年配の方からの相談についてUP致します。

麻痺になった者だけが分かる。

そんな事があるんです。

一瞬にして左半身が麻痺する。

体の一部が動かない・感覚が無い・温度を感じない。

自分の体と一緒になっている部分が、自分のものでないような感覚。

どうやって動かして良いのかさっぱり分からないんです。

相談を受けたご年配の女性。

退院をされてから1年。

一向に良くならない麻痺に・リハビリに嫌気がさしていました。

実は、ご年配の女性。

とある付き合いの中で、入院中に病室を訪問しているんです。

ベットに寝たままの無表情。

全てにやる気のない状態。

顔色も悪く、何とも言えない状態でした。

それから1年、ご自宅でお会いしました。

久しぶりの再会に笑顔だったんです。

そして、杖を突きながらですが、ゆっくり歩いているんです。

1年で大きく成長した姿に感動です。

そんな話をお伝えしたら、ご本人が気が付いたんです。

私自身もそうでしたが、麻痺の回復には非常に多くの時間と根気とパワーが必要になりまず。

どのくらい良くなったかは、年単位で考えてください。

去年より今年。 今年より来年。 来年より再来年。

そんなイメージです。

そして継続が大切です。

大きな動きより、指先・足先の小さな動きの継続。

小さな動きが大きな動きに繋がってきます。

私は、これによって大きく回復したんです。

そして、毎日を思いっきり楽しんで欲しいんです。

最後に、相談の依頼がありましたご年配の女性から後日メールがありました。

「気持ちが軽くなって、明るい未来を信じて頑張れそうです」

普段からあまり本音を言わない静かな女性。

思いっきり伝わってのではと考えています。

輝く未来に向かって!!

「一寸先は光り」です。

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

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