耐震診断を行う上で、既存の設計図・構造計算書がある事が重要です。
しかし、一部の建築で耐震診断が義務化になった事で、既存設計図・構造計算書が無い建物の耐震診断を行うことが増えてきています。
本日のブログは、耐震診断を行う上で大切な既存の設計図・構造計算書が無い時についてUPします。
設計図面がない建物の耐震診断を行う場合は、現地調査に基づいて一から設計図面を作成します。
新築や増築・改修の設計図面のように、矩計図、展開図、天井伏図、建具表、部分詳細図、電気設備図、給排水衛生設備図、空調設備図までは不要ですが、少なくとも構造計算に必要な図面を復元する必要があります。
・案内図、配置図
・各階平面図
・立面図
・断面図
・内外仕上リスト
・各階伏図
・軸組図
・構造部材リスト
・主要設備機器配置図 等々
レーザーを使って、距離測定・レベル調査・柱の傾斜を測量します。
天井裏の確認
今ある建物を詳細に調査・実測します。
その他、コンクリート造の建物は、壁や柱の一部をはつり、鉄筋の仕様と配筋の確認。
また、コンクリート壁からコア(100φ)を採取し、コンクリート圧縮強度試験・アルカリ試験を行います。
今ある建物の設計図を復元する。
明日のブログは、コンクリート造の現場調査についてUPします。
山梨県甲府市
デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理
吉野聡建築設計室
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餃子Love
おはようございます。
弊社の工場も改装工事する時に建築時の設計図がなくて焦りました。ふだんあまり使う機会がないのですが大切に保管しておかないと駄目ですね。
溶射屋
吉野聡建築設計室さん
こんばんは!
いつもありがとうございます。
モルタルマジック
こんにちは!
このレーザーのやつ、美術品の搬入・展示のときにも使いました。
保険屋あい
こんにちは。
建っている建物を一から測量して設計図を作るのですね。
どのような計算が必要になるのか。
私の頭では理解不能です。(T_T)