既存、中古住宅の活用 インスペクション(建物診断・検査)

その中古住宅の状態はどうなのか??

これまで中古住宅(既存住宅)・マンションの状態・現状の一定のガイドライン(基準)がありませんでした。

その為、中古住宅・マンションの購入・販売希望者の判断もあいまいな事が多く、トラブルになっていたケースもあります。

物件の状態を第3者が調査し、消費者が安心して購入できる制度です。

インスペクション 説明義務化

平成28年2月26日

「宅地建物取引業法の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。

これにより、不動産取引の媒介契約締結時・重要事項説明時・売買契約締結時に宅建業者は「インスペクション」の説明が義務付けられます。

「インスペクションとは=建物診断・検査」です。

インスペクションを行う事で、中古住宅の売買に関係する

・不動産会社は、契約時の重要事項説明の中で、インスペクションの確認を行う。

・売主は、しっかりとした履歴のある建物を売る事ができる。(資産価値のプラス)

・買主は、中古住宅の購入前からその建物の状態を把握できる。(安心の建物かの判断)

しかし、これはインスペクション(住宅診断)自体が義務付けと言う事ではありません。


現在は、インスペクションをしなければならないと言う事ではなく、インスペクションを行いますか?と言う説明義務までとなっています。

このインスペクションは、他にもメリットがあります。

中古住宅瑕疵(かし)保険とインスペクション(住宅診断)は強い結びつきがあります(加入が行ないやすくなります)

中古住宅瑕疵(かし)保険に加入する事で

・建物に大きな瑕疵がある可能性を把握できる。

・建物について1000万円まで、最長5年間の保証が受けられる

・建物の検査後に保証金額と保証期間を選べる

・保証がついているから、建物に万一のことがあっても大きな費用負担がない

・「保険付保証明書」が中古住宅取得に係る減税等の適用に必要な証明書類として使える

・検査会社(保証者)が倒産しても直接保険法人に保険金の請求が行える

引き渡し後に下記対象部分に発生した不具合(瑕疵)を保証

・構造耐力上主要な部分

・雨水の浸入を防止する部分

※対象住宅内またはその敷地内に設置された給水管、給湯管、排水管または汚水管の水漏れや詰まりなどの不具合を補償する「給排水管路保証オプション」もあります。

購入する前に、中古住宅の状況を把握できる安心。

中古住宅を購入されてから、多くの面でカバーしてくれる保険の安心。

中古住宅の売買には、インスペクションの絶対条件の必要性を感じます。

明日は、ホームインスペクション(住宅診断)を行うについてUPします。

山梨県甲府市

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