木造の家 昭和50年頃と現在の基礎・床下の違い 1/2

建築基準法第1条【目的】

第1条  この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。

「安全と安心と快適」

建築基準法による木造建築の基準・仕様も、変化・進化・強化をし続けています。

改修工事を行っていた昭和50年頃の木造の住宅建築基礎・床下。

そして、弊社が設計を行っている現在の木造建築の基礎・床下違いをUP致します。

本日のブログは、前者の昭和50年頃の写真をUPします。

昭和50年代の木造建築の床下

昭和50年代の木造建築の床下・基礎

建物の周囲だけ基礎がある布基礎

中央部(床下)は、土がむき出しとなっています。

断熱もなければ、土からの湿気も上がってきます。

そして、シロアリ被害をうける可能性も。

昭和50年代の木造建築の床下 土台 接合金物

昭和50年代の木造建築の床下 土台 接合金物

土台は基礎にアンカーボルトのみの接合

土台と柱はコの字状のかすがいと呼ばれている接合金物のみ。

床下換気孔

基礎の立上りにある床下換気孔

床下が土のままである為に湿気が上がってくるので、湿気をとる為にある床下換気孔

この換気孔から建物内に冷気が入ってくるんです。

1階の床を冷たくさせる為の原因の1つです。

また、基礎の欠損となりますので、構造上マイナスとなります。

今日UPした写真(昭和50年頃の木造建築の床下)は、その当時の一般的な作り方です。

明日のブログは、現在弊社がデザインしている木造建築の床下の写真をUPします。

大きな・多くの違いを感じて頂けると思います。

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