空き家対策の新たな提案

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甲府市役所10階にあります「議場」

甲府市議場

定期的に傍聴している甲府市議会。

本日は、その中で議論された「空き家問題」について、個人的な意見をUPさせて頂きます。

空き家率日本一の山梨県。

総務省の平成25年住宅・土地統計調査速報集計によると、日本の空き家数は820万戸で、5年前より63万戸(8.3%)増えています。

空き家率(総住宅数に占める割合)は13.5%で、5年前より0.4ポイント上昇して過去最高になっています。

別荘等の二次的住宅数は41万戸で、二次的住宅を除く空き家率は12.8%。

都道府県別では、二次的住宅を除く空き家率が最も高いのが山梨県で17.2%。

2位以下は、愛媛県、高知県、徳島県、香川県と四国4県が続く。

空き家率日本一 山梨県

日本一空き家が多い山梨県。

個人的な意見をUPさせて頂きます。

空き家を、建築年度の1981年(昭和 56年)6月1日 区分けします。

その日を境に旧耐震基準と新耐震基準と別れているからです。

空き家を活用するという考え方は、もちろん賛成です。

しかし、その前に建築基準法の第1条の「目的」

この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。

これが満足できる事が基本にあります。

ターニングポイントの1981年(昭和 56年)6月1日 以前の建物で長年空き家となって、管理されていない建築は積極的に解体する。

と言う考えです。

解体をした後に、後世に残る優れた建築を作る。

この事によって、様々な問題が良い流れになっていきます。

建築は、建築だけの事では無いんです。

「地球環境問題・エネルギー問題・医療・税金・教育などなど」

全てに関係してきます。

どうして環境・エネルギー・医療・税金・教育なのか??

全てにハッキリ・しっかりとした理由があります。

だからこそ、積極的に・継続的に国への働きかけも行っているんです。

2016年3月15日

国へ・政府への提案 建築の断熱による凄さ 2/2

空き家問題もその1つ。

多くのマイナスのある建築を残しても、マイナスが増えるだけです。

耐震性を満足していない空き家。

今日です。今です。

山梨県甲府市で「大震災が起こったらどうしますか??」

そして!!空き家を使った「リノベーション」

「リノベーション」と言う言葉を間違って使っている方が多いんです。

「リノベーション」とは、既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを言います。

これです。これなんです。

デザインも性能も環境も耐久性もUPさせる事です。

リフォームとはまったく違います。

正しいリノベーションは大賛成です。

山梨県に空き家が多いのは、良い建築・魅力がない・不安が多い建築が多いからです。

これが、不動産市場の判断です。

より良い建物をつくり、後世に残す。

これが、世界の流れです。

山梨県の住宅の平均坪単価は58.8万円。

隣の静岡県は60.6万円、東京は73.5万円。

この数値からも判断できます。

より良い建物をつくる。残す。

このプラスの分野に多くの補助金が必要ではと考えています。

1981年(昭和 56年)6月1日 で長年空き家となって、管理されていない建築は積極的に解体する。

私の思いです。

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

吉野聡建築設計室

山梨県 甲府市 徳行3-3-25

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