建築の耐震診断では、荷重計算や耐震診断計算を行うほかに、診断を行う建築の調査を行います。
調査内容は
①設計図面(構造図共)と調査を行う建物との整合性の確認・実測
②用途変更・増改築・被災状況等のヒアリング
③ひび割れ(クラック)や雨漏れの確認
④建物内部・外部の不同沈下(レベルの測量)
⑤柱の傾きの測量
⑥建築設備の設置状況
⑦コンクリートの圧縮強度、中性化試験
⑦の試験を行う為には、実際の建築からコンクリートコアを採取します。
採取の手順は
1.コア採取において、コンクリート内部に配筋されている鉄筋を切断しないよ、鉄筋の位置を確認します。
コンクリート内にある鉄筋位置が確認できる「鉄筋探査機」
写真の赤い線上に配筋されている事が分かります。
2.鉄筋を切断しないよう、鉄筋と鉄筋の中間部にポイントを置きコアを抜きます。
コンクリートコア抜きの機械を使いコアの採取
採取するコアは、下記の規定があります。(JIS A 1107)
径 :粗骨材最大寸法の3倍以上,鉄筋ピッチ以下
長さ:径の1倍以上
耐震診断を行う建築から採取したコンクリートコアと採取した後の鉄筋コンクリートの壁。(この部分は無収縮モルタル+仕上にて補修致します)
採取したコンクリートコアで中性化試験・圧縮強度試験を行います。
明日は、中性化試験についてのブログをUPします。
吉野聡建築設計室
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溶射屋
吉野聡建築設計室さん
おはようございます!
今週もよろしくお願いします!
保険屋あい
こんにちは。
すごいですね。
人間の体を検診しているような検査ですね。
耐震診断、健康診断のようなものですね。
モルタルマジック
こんにちは!
この水平を図る機械、写真の展示会で借りたことがあります。とっても便利でした。