くも膜下出血+障害・介護を受けた経験からの建築提案2/2

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22年付き合っている後遺症があるんです。

24歳の時に行っていたスポーツの事故によって右顔面を強打。

外傷性くも膜下出血+脳挫傷が原因で起こった左半身マヒによる運動障害です。

頭の上部から足先までの目・鼻・口・手・指・足。

見事に左半身の完全麻痺です。

その麻痺によって。

・発生障害・嚥下(えんげ)障害

・言語障害

・感覚障害

・排泄障害 です。

そして、目の「復視」と言う症状。

物が二重に(二つに)見えることを複視といいます。

身体障害者の認定も取得できるレベルでした。

言葉には表現できない厳しい・辛い経験。

そんな経験をしたものだけがわかる事がたくさんあるんです。

今日は、そんな経験から学んだ建築の提案の一部をUP致します。

身体的な不自由があると、数cmの段差でも・・。

・うまく段差を上れる・下れるのか?

・その段差を越えようする時に、体がしっかり反応するのか??

「そのまま転倒してしまうんではないか」などの恐怖を感じます。

また、脱衣室から浴室に入る時や浴室内の移動・雨の日の玄関など、床面が濡れていると滑る事への恐怖心が生まれるんです。

不安定な状態になると、瞬時に反応できなく転倒してしまうんです。

転倒する時も、手や足が出ないんです。

そんな場所に手摺があるとホッとするんです。

手摺は、段差や階段にだけあればOKではないんです。

大切な重要な意味があるんです。

だからこそ、時にはベンチやイスなども必要です。

ベンチ一体形下足入

中央部に手摺付ベンチがある下足入。

ベンチの下は収納BOXです。

安心して靴を履く・脱ぐ事ができるベンチ。

立つ時・座る時に便利な手摺付きです。

身体に障害があると、行動に時間もかかります。

それは、その行動を安全に行う為の事であり、「確実に」を追求するからこそでもあります。

そんな思いを理解出来るからこその提案を行っています。

実体験からのホンモノの提案です。

住宅、店舗、飲食店、事務所、工場、倉庫、集合住宅、各種病院

など建築の設計・監理

耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、

特殊建築物定期報告書検査作成


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