計画時に行う、建設地の「埋蔵文化財」の確認

建築設計は「基本設計」と「実施設計」に分けられます。

・「実施設計」

その建築の見積りや建築工事に使う図面。

・「基本設計」

建築や都市計画などの設計過程で、条件に合うように基本的な事項を決定し、図面・仕様を作製します。工事費の概算が明らかにされ、実施設計のもとになります

全体の間取りや外観のデザイン、各種建築材料など確認しやすい資料にまとめプレゼンテーションを行います

夢が現実となる第1歩です。

そしてその他に「各関係法の調査・確認」があります。

それは、建築基準法・都市計画法・消防法・建設業法・農地法・水道法・浄化槽法・景観法・・・・その他、地域の条例など多くの事を調査・確認致します。

それは、建物の規模・構造・建物用途・土地の地目・建てる場所などによって関係法が変わるからです。

その関係法の1つの「埋蔵文化財」の確認があります。

「埋蔵文化財」とは?

土地に埋蔵されている文化財のことで「遺跡」とも言います。埋蔵文化財は、一度壊されると二度と復元することができないため、開発をする場合には事前に届出をして発掘調査をしなければなりません。

建物の新築・増築・改築などの計画時に、埋蔵文化財包蔵地かどうかの確認を行います。

とあるプロジェクトの事前調査で訪れた山梨県 笛吹市役所。

笛吹市役所

笛吹市役所

教育委員会 文化財課

教育委員会 文化財課

必要書類に、建設地の地番・地名を記入して確認を行います。

その場で回答を頂きます。

今回は該当地域外でしたが、包蔵地の範囲内である場合、文化財保護法の規定により、事業者は工事着工の60日前までに「埋蔵文化財発掘の届出書」を提出する義務があります。

その後、調査・発掘へと進んで行きます。

この場合、出土する内容によっては、全体の建設工期に大きな影響が出ることがあります。

企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、アパート、マンション、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などのデザイン・設計・監理。

耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、

特殊建築物定期報告書検査作成


山梨県甲府市

吉野聡建築設計室

山梨県 甲府市 徳行3-3-25

TEL 055-222-6644

FAX 055-222-6100 

mail   yao@ruby.plala.or.jp

HP    http://sekkei-y.com

facebook http://www.facebook.com/sy.sekkei