外部・外壁に使う木のデザインについて2/3

1口に「木」と言っても、多くの種類があります。

竹の仲間やヤシの仲間を含めると、日本にある木の種類はおおよそ1,500種だといわれています。

このうち、木材としての使いみちが比較的よく知られている木が100種類以上。種類によって木材の性質が違うので、それぞれの特徴に応じた使い方が求められます。

また、建築で扱う木材は、種類、性質、板目・柾目・杢目、製材の挽き方などによっても変わります。

今日は、木の無垢材のサイプレス(豪州ヒノキ)と杉の違いについてUPします。

サイプレス豪州ヒノキは、弊社のデザインする建築で多く使うオーストラリアの一部だけにあるとても素晴らしい木です。

(サイプレスの詳しい情報は、明日のブログでUP致します。)

サイプレス(豪州ヒノキ)と杉を使っての実験です。

実験内容は、サイプレスと杉材の上に5滴程の水滴をたらします。

15秒くらい経過した時に、互いの違いがはっきりしてきます。

①サイプレスに水滴をたらした15秒後

サイプレス

②杉に水滴をたらした15秒後

杉

2つの写真を見比べてください。

違いが明らかです。

サイプレスは、表面に水滴が広がっただけですが、杉は、木の内部に水が浸入しています。

どうして???

それはそれぞれの木の断面を確認して下さい。

①サイプレスの断面

サイプレスの断面

②杉の断面

杉の断面

サイプレスの断面は、隙間が無く目が詰まっているのに対し、杉は空洞がたくさんあります。

という事は、杉材を外部や内部の水廻りに使用すると・・どうなるかは想像がつきます。

大きな範囲で考えると同じ木ですが、それぞれに特性が違います。

サイプレス(豪州ヒノキ)を外部に使用できるのには、意味があります。

明日のブログは「外部・外壁に使う木のデザインについて3/3」

サイプレス(豪州ヒノキ)を使い続ける理由についてUP致します。

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