「多くの申請手続き・申請期間」甲府市内の農地に住宅を建てる1/2

建築を設計する為には、事前に多くの調査が必要です。
・建設地(土地)・周辺環境の選定や確認
・建築規模や条件
・デザイン・プラン
・全体コスト(資金計画)
・要望・希望 などなど
そして「各関係法の調査・確認」も大切な事の1つです。
建築基準法・都市計画法・消防法・建設業法・農地法・水道法・浄化槽法・景観法・・・・その他、地域の条例など多くの事を調査・確認致します。
これら各法によって、希望通りの条件の建築が不可となる可能性もあります。
それは、日本全国どこでも同じことです。
その他、土地の「地目」の確認も必要になります。
登記簿には「地目」が記載されており、その数は23種類あります
代表的なものは、
1.宅地  :建物の敷地及びその維持若しくは効用を果たすために必要な土地
2.田   :農耕地で用水を利用して耕作する土地
3.畑   :農耕地で用水を利用しないで耕作する土地
4.雑種地 :雑種地を除く22種類の地目に該当しない土地

甲府市にある農地(自己所有地)に個人住宅を建築したい。
令和3年2月中旬に設計相談がありました。

甲府市内にある農地
甲府市内にある農地。
農地と道路の間に「水路」があることを確認です(公図でも確認)
詳細な返答や計画を行う前に、まずはその敷地と関係法の確認と関係省庁への事前相談です。
それは、土地によって関係する法・規則・基準などが変わるからです。

謄本から、その敷地の地目は「畑」です。
そして、都市計画法を確認すると、
・都市計画区域内 区域区分非設定区域を確認です。
 (市街化区域でも市街化調整区域でもない都市計画区域)
 (法律上は「区域区分が定められていない都市計画区域」という)

この条件で、この敷地にどのような法が・申請手続きが必要になるのか?
また、申請期間はどのくらいになるのか??
実際に相談のあったお客様への返答文もふまえながら、明日のブログでその内容をUPさせて頂きます。
驚きの数の関係法と申請期間です。

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耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、
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山梨県甲府市
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