太陽光発電パネルがある屋根の改修・塗装工事

企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、集合住宅、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などにあります屋根。
外部の環境から、私たちや物などを守ってくれる大切な・重要な部位です。
紫外線や熱・風・雨を直接受ける過酷な環境のために、最も傷みやすいので日ごろからチェックが必要になりますが、屋根を直接見る機会は少なく劣化が進んでも見落としがちです。
大きなトラブルになる前に、簡単な工事・コストでその建築を安心・安全に保ち続けてほしい思いです。
・クラック(ひび割れ)がある。
・屋根材の劣化。
・屋根面の塗装が剥がれている。
・塗装面にチョーキング現象。

山梨県甲府市善光寺にある一戸建ての住宅の屋根には、10kwの太陽光発電パネル(全量買取制)が設置されています。
2012年7月にスタートした10年間の固定価格買取制度を利用しています。
太陽光発電パネルを設置してから10年。
今後の売電価格は、固定価格買取制度で設定されていた価格(48円)が制度が終了する10年以降は15%(7円~8円)になってしまいます。

発電パネルの下にある屋根材(コロニアル葺き)の劣化が進んでおり、屋根材の割れ・欠損などが多くあります。

10kwの太陽光発電パネルが設置されている住宅の屋根
10kwの太陽光発電パネルが設置されている住宅の屋根
昨日のブログでUPさせて頂きました
「コロニアル屋根の劣化 再塗装を諦めカバー工法を採用」
既存の屋根の状態が悪く、既存の屋根の上にガルバリウム鋼板を葺く「カバー工法」を採用しています。

ここで問題となったのが「太陽光発電パネル」です。
塗装改修にしてもカバー工法の改修にしても、太陽光発電パネルの下の屋根材が改修できません。
よって、太陽光発電パネルを一時撤去を行う必要があります。

太陽光発電パネルを撤去した屋根
太陽光発電パネルを撤去した屋根。
太陽光発電パネルを直接屋根面にビス止めするなどの施工面の不具合も発見です。
(屋根面に上からビスや釘止めをする事は「絶対にNO」です)

メリットもありますが、デメリットもある太陽光発電。
屋根面にある太陽光発電パネルは、屋根の改修工事の時に、大きなコストをかけて一時撤去・復旧を行う必要があります。
その事も踏まえてご検討を宜しくお願い致します。

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