屋上にある高架水槽の撤去

高架水槽とは、ビルやマンションなどの中高層の建物で、屋上などに設置する水をためる容器のこと。
中高層建築物では、一度に大量の水を利用したり、水道本管の水圧だけでは不十分になることがあるので、本管から受水槽に水を受け、ポンプで高架水槽に水をあげ、そこから自然落下(重力)を利用して各住戸に給水を行います。

屋上にある高架水槽

屋上にある高架水槽
屋上にある既存のFRP製の高架水槽。
一般的な耐用年数は15~20年となり、更新工事が必要となっているかの確認をお願い致します。
そのような時期をきっかけに、高架水槽を撤去することがあります。
それは、給水方式を受水槽~高架水槽方式から直結増圧給水方式に変更させ屋上の水槽荷重が減らす事で構造体の負担が少なくなり、耐震上は有利となります。
さらに、維持・管理にコストや手間がかかることが挙げられます。
受水槽までは水道局の範囲ですが、受水槽から先は建物の管理者の責任とおなります。
受水槽に貯める水量によって1年に1回以上の定期清掃と登録検査機関による検査などが義務付けられています。

高架水槽を撤去して、どのように給水を行うのか??
これも建築設計の1つです。

※高架水槽のメリットもあります。
 それは、一定の量まではにたくさんの水を使用可能です。
 そしてもう一つ!!
 断水時でも、高架水槽内にある分の水は使えます。
 災害時等において水の確保がされています。

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