木材(丸太)の背割り

丸太などの木の一部にVの字状にカットされている木を見たことがあります。
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それを「セ割れ」と言います。

背割りとは、未乾燥の針葉樹の心持ち材などにおいて、製材後の乾燥による材面割れ(背割れという)を防止・軽減させるために行う製材工法のこと。
一般に、化粧的価値の低い材面に、材面のセンターから角材の中心に向けて、適度な深さの溝を角材の全長に渡って入れるが、これを「背割り」や「芯割り」と言います。
その背割りは、乾燥とともに大きく開きます。
直径の大きい丸太におおよそ比例して、背割りの口も大きく開きますが、背割りを入れる事でその後の割れを抑えることが出来ます。

山梨県北杜市小淵沢の別荘地で確認しました丸太のログハウスを見ていた時にです。

丸太のログハウス

この背割りの日本の木造建築の伝統技術は、古くから日本でおこなわれ、400年前の桂離宮の御幸御殿ではすべての柱に背割りが施されています。
1600年以上前から伝わる技術です。
建築設計も、変わるものと変わらないものをしっかり把握しながら歩み続けます。

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