排煙窓とは、万が一の火災の際に生じる有害な煙を外へ排出し、建物内の安全を確保するための窓のことです。
排煙窓は通常、手が届かない場所に設置されているため、開閉するための「排煙オペレーター」が備わっています。
火災時以外でも、通常の室内換気用の窓としても利用できますが、普段利用しない例がたくさん見かけます。
それは、長期間に排煙窓を使用しないことにより、窓の貼りつきなどで開かないという故障例です。

左の赤〇印（オペレーターチェーン）を下記に引っ張ります。
連動して上部の赤〇のラッチが開放になります。

左〇の排煙窓のオペレーターチェーン

上部赤〇のラッチ
長期間使用しないと、このラッチの動作に不具合が生じるので、プライヤー等でこのラッチを押したりして動かしてください。

排煙窓（ウィンドウ オペレーター）は換気目的でもご使用いただけます。
また、排煙窓を適切に操作することで、窓の張り付きなどの故障防止などにもつながります。
さらに、日常の操作において排煙窓の操作に慣れることにより、万が一の非常時の適切な対処の訓練にもなります。（消防訓練においても排煙オペレーターの開放による避難訓練も行っていただければ、より効果的です。

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