コンクリート打放仕上の種類(型枠)

コンクリート打放 普通合板型枠
コンクリート打放 縁甲板型枠
コンクリート(concrete、混凝土)とは、セメントペーストと細骨材(陸砂、山砂、砕砂など)、粗骨材(砂利、砕石など)、と混和剤を練混ぜて一体化した材料のことです。 コンクリートはJIS規格などをもとに、目標とする強度や流動性、耐久性、施工性などを考慮し配合設計します。 また、練混ぜ方法や練混ぜ時間も、JIS規格をもとに定められています。
歴史は古く、ローマ人がヴェスビオス火山山麓にあった火山灰、石灰、砕石を混合したものが水中で硬化し、強度を増すことに気付き、橋、水道橋、伽藍など建築物や構造物、構築物を造っていたことに始まっています。

コンクリートを作る為に行う工程の1つに型枠工事があります。
その型枠の材料は3つ。
型枠の材料によって打放仕上げのテクスチャーが変わります
1.鋼製型枠 
 鋼板でできた鋼製型枠は大型コンクリート構造物の打設の際に利用します。
 何度も利用できる事もメリットです。
2.木製(合板)型枠
 厚手のベニヤ板(コンパネ)の片側表面に剥離剤(黄色であることが多い)を塗布して平滑にした合板型枠です。
 軽量であり、ノコギリを用いて任意の大きさや形状に切断ができます。
3.化粧型枠
 コンクリート表面に模様をつける目的で表面を加工した型枠です。

コンクリート型枠の違いから表れたコンクリートの表面の違いを紹介します。
コンクリートの表面の違い1 コンクリートの表面の違い2
化粧合板の型枠での仕上            筒状のボイド管の型枠仕上

コンクリートの表面の違い4 コンクリートの表面の違い3
コンクリートたたき仕上            縁甲板の型枠仕上 
硬化したコンクリート表面を「のみ」      木の模様がコンクリート
ではつったり「つち」でたたいて凹凸      に写ります
のある表面状態にする方法

多くの種類があるコンクリート打放仕上。
建築デザインによって使い分けています。

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