基礎巾木の補修に使うモルタル以外のたくさんの材料

「基礎巾木」とは?
建築の基礎部の地面から立ち上がり部分のことです。
一般的に、モルタルの左官コテ仕上で化粧しますが、建築デザインで色を加えた保護塗料材で塗装する事もあります。

山梨県.甲府市 吉野聡建築設計室の基礎巾木
山梨県.甲府市 吉野聡建築設計室の基礎巾木
上記の写真の地面に接するグレーの部分です。

甲府駅北口の商業地域内に建つ住宅建築。
周囲からのプライバシーを確保しながら、30坪ほどの敷地面積の中に建つ小規模な2世帯住宅です。
甲府市北口にある2世帯住宅
2006年(平成18年)12月16日に引渡しを行っています(上記は、新築時の写真です)
それから19年。
大きなトラブルも無く、良い状態で建ち続けていますが、2025年5月上旬に基礎巾木のモルタルに剥離が起こり改修工事を行っています。
改修工事は、剥離したモルタルを撤去し、表面処理を行い、改めてモルタル金コテ仕上を行います。
今日のブログは、その「モルタル」についてです。
水と混ぜるモルタルは、同時に多くの補強材料も加えています。
まずは、基本となるモルタルです。

基礎巾木 既調合モルタル
コンクリート躯体面の下地調整を目的とした既調合左官用補修モルタルを使用しながら

モルタル接着増強剤
モルタル接着増強剤を加えます。
モルタルに混入することで、曲げ強さの増強、耐吸水性の向上、耐透水性の向上を図ります。

無機系混和剤
モルタル硬化促進剤(土間のブリージング防止・しまりを早める)

クラックにグラスファイバーネット
基礎巾木のクラック部には、下地にグラスファイバーネット貼を行います。
上記を1つに混ぜたモルタルや下地処理をした上に、左官職人が、金コテ仕上をしていきます。

基礎巾木 モルタル金コテ
新築時の美しさに戻す「修繕工事」
美しさや耐久性もプラスしながら、材料からこだわります。

企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、アパート、マンション、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などのデザイン・設計・監理。
耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、
特殊建築物定期報告書検査作成

山梨県甲府市
吉野聡建築設計室
山梨県 甲府市 徳行3-3-25
TEL 055-222-6644
FAX 055-222-6100 
mail   yao@ruby.plala.or.jp
Web   https://sekkei-y.com
facebook https://www.facebook.com/yaosekkei