鉄筋コンクリート造のコンクリートの内部に配筋されてい鉄筋。
一定の長さとして建築現場に搬入されるために、長い距離を配筋する部分は、工事現場でつなぎ合わせて使います。このつなぎ合わせ有る部分を「継手」と呼びます。
鉄筋の継手には、「重ね継手・圧接継手・溶接継手・機械式継手」があり、今日のブログでは、継手の代表なる「重ね継手・ガス圧接継手」についてUPします。
「重ね継手」
2本の鉄筋を重ねて一本の様に配置して、コンクリートと一体化することにより、鉄筋に生じる力を伝達する方法です。
重ねる長さの基準は、一般に40d(d=鉄筋の太さ)以上となっています。
(例)鉄筋の太さが13ミリ(D13)のときは、40×13=520㎜以上重ねる必要があります。
「ガス圧接継手」
鉄筋端部を突合せ、加熱と圧力を加え鉄筋を一体化する工法です。
一般的には、16㎜以下の場合に重ね継手を利用することが多く、それより直径の大きな19㎜以上の鉄筋は次に説明するガス圧接継手となります。
建築工事標準仕様書JASS5鉄筋コンクリート工事2003(日本建築学会)では、35㎜を超える異形鉄筋の重ね継手には原則として用いないと言う基準もありますが、25㎜以上の鉄筋の継手はガス圧溶接にしています。
鉄筋コンクリート構造では、鉄筋は引っ張り方向に耐える力を大きく期待されています。
従って「継手」は鉄筋に加わる引っ張り方向の力を十分に伝えることが要求されます。
その為に、上記のガス圧溶接の溶接部分が、正しく・確実に溶接されているか。
その試験方法があります。
明日のブログは、そのガス圧の溶接試験をUPします。
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加藤忠宏
さすがにここまでは知らなかった。勉強になるなあ
保険屋あい
こんにちは。
鉄筋コンクリートの強度を保つ方法ですね。
しっかり着実に固定されていますね。
溶射屋
吉野さん
>「ガス圧接継手」
色んな接手の方法があるのでしょうね。