瓦の切断(押し切り)

建築の屋根材に使われているか瓦は、日本では約1400年前に朝鮮半島の百済から仏教とともに伝えられたのがはじまりです。
日本で初めて瓦が使われたのは奈良県の飛鳥寺とされていおり、80~100年周期で瓦の葺直しを行っているため、当時の瓦はほとんど残っていませんが、元興寺・極楽坊には、今なお1400年前の瓦が残っています。
瓦は「瓦万年、手入れ年々」とも言われ、適切な手入れをすれば、100年以上の耐久性を誇る屋根材です。
材質は、主に粘土を材料とした焼き物であり、高温で焼かれるため、強度が強く、耐久性が高いこと、表面が塗装処理されていないため、再塗装のメンテナンスが不要であることが特徴です。
簡単に言うと、皿やマグカップなどの陶器と同じです。
そんな瓦は、屋根の場所によって切断しながら、形状を整えていきます。

瓦屋根 鋼板製の谷樋
瓦屋根 鋼板製の谷樋に沿って斜めに切断する瓦。
美しい線となっています。
ここで疑問です。
皿やマグカップをカットすると全体が割れてしまうので、どんな方法で切断するのか気になります。
調べると、カッターなどの電動工具を使用して切断する方法もありますが、切断時の音やホコリが問題になります。
そこで、屋根の上部で加工が出来る道具があるんです。
瓦の手動切断工具(押切)です。
細かい説明は無しにして、下記の動画をご確認下さい。


音も、粉じんもクリアしています。

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