木造枠組壁構法(2×4工法)

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***今日は何の日*** <七草 >

この日の朝、春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を入れたおかゆを食べると健康に過ごせるという

今日は木造枠組壁構法(2×4工法)

欧米では標準的な木造住宅の構法です

日本でも1974年頃から建築されるようになりました

木造枠組壁構法は、耐力壁と剛床を強固に一体化した箱型構造です。木造軸組構法が、柱や梁といった軸組(線材)で支えるのに対し、木造枠組壁構法では、フレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた壁や床(面材)で支えます。それゆえ、高い耐震性・耐火性・断熱性・気密性・防音性をもちます

木造枠組壁構法(2×4工法)1

木造枠組壁構法(2×4工法)の構造体

木造枠組壁構法(2×4工法)2

工場で加工された1つ1つのパネル(面材)を、現場で組み合わせる事により施工されます

木造枠組壁構法(2×4工法)3

主要な部分が、2インチ×4インチサイズの部材から成り立つ木造枠組壁構法(2×4工法)

継手・仕口などの複雑な加工が不要であり、ほとんどが直線カットのみで済むため、高度な技術を必要しません

接合は接合金物や釘を基本とします

釘は2×4用の4種類の釘を使います

壁や床といった面要素を基本としていることから、隙間が大変少なく、断熱性・気密性・防音性に優れています

また、比較的容易に準耐火構造の建築物を作れるばかりでなく、耐火構造の建築物さえも作ることができます

しかし構造の制限が強い為、間取り、部屋の大きさ、窓の位置、大きさ等、ある程度の制限を受けます

また大規模なリフォームはできないデメリットもあります

構造方法(枠組みを組む際の木材の間隔、構造用合板の張付方法及び釘等の金物による留付間隔等)を理解した設計者・工事監理者・施工業者による設計・工事が不可欠です

吉野聡建築設計室

山梨県甲府市デザイン・住宅・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

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