古い木造建築と現行の建築基準法の基準の木造建築は、大きく異なります
同じ木造建築ですが、全てが違うまったく新しい建築として考えた方が良いと思います
車を使って仕事の移動中に、そんな事を思わせる建築を発見
木造建築の土台と基礎、木と木の接合部
(緑)基礎 :石を敷いただけの基礎とその上の土台
(現在は、鉄筋コンクリートの基礎にアンカーボルトで接合)
(青)土台 :105㎜×45㎜
(現在は一般に105㎜×105以上)
(赤)接合部:ほぞでの接合(現在は、ほぞ+接合金物にて補強)
ほぞとは、木材を結合する所で、片方の木材の端につくる凸型のこと。また、ほぞが入る凹の部分をほぞ穴という。
さらに驚いた(再確認)した事は
木造建築の軒裏・屋根
屋根の下地材の接合が全て藁製のロープです(赤)
この建築は、この仕様で何十年と経過していると思います
しっかりとした職人さんが丁寧な仕事を行えば、このような建築でも耐えています
しかし!現在の基準とは大きく異なります
基準は守る為にあります
現在の基準に従って確実な設計を行い、大きな災害にも十分耐えることが出来る仕様としています
現場監理や他の業務も同じです
※今日は建築士の指定講習会がありますので、コメントのUPが遅くなります
山梨県甲府市
デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理
吉野聡建築設計室
山梨県 甲府市 徳行3-3-25
TEL 055-222-6644
FAX 055-222-6100
mail yao@ruby.plala.or.jp
☆☆サイプレス(豪州ヒノキ)についてのお問い合わせは☆☆
吉野聡建築設計室まで
溶射屋
吉野聡建築設計室さん
おはようございます。
この建物は相当古い建物なんでしょうね。
ひょっとすると100年位前の建物と違いますか?
そんな昔の建物でないとするとよっぽどの手抜き工事だと言うことですか?
吉野聡建築設計室
溶射屋さん おはようございます
>この建物は相当古い建物なんでしょうね。
はい!
>ひょっとすると100年位前の建物と違いますか?
正確にはわかりませんが・・かなり古い建築です
>そんな昔の建物でないとするとよっぽどの手抜き工事だと言うことですか?
この工法、建築材料などから判断すると
建築基準法(昭和25年5月24日法律第201号)が施行される前の建築と思います
ですので、手抜き工事ではないと思います
京丹後のおやじです
おはようございます
昔の家の基礎は、石場突きをして基礎の石を置いた構造で
床下は土のままなのでよく湿気ましたが、今はコンクリート
で防湿構造になっているのでしけることがありません。(^^)
>しっかりとした職人さんが丁寧な仕事を行えば、このような建築でも耐えています
しかし!現在の基準とは大きく異なります
技術は継承しながら進化していくのですね。(^^)
>※今日は建築士の指定講習会がありますので、コメントのUPが遅くなります
免許更新のような講習会ですか?
吉野聡建築設計室
京丹後のおやじさん おはようございます
>昔の家の基礎は、石場突きをして基礎の石を置いた構造で
床下は土のままなのでよく湿気ましたが、今はコンクリート
で防湿構造になっているのでしけることがありません。(^^)
はい!流石おやじさんです
>技術は継承しながら進化していくのですね。(^^)
はい!その通りだと考えます
>>※今日は建築士の指定講習会がありますので、コメントのUPが遅くなります
>免許更新のような講習会ですか?
はい!
建築士として非常に重要な講習会です
パンツ屋
吉野聡建築設計室さん、おはようございます。
いつもありがとうございます。
昔の建物でもしっかりと作ってあれば長持ちするのですね。
当時の技術、今も受け継がれて進化しているのでしょうね!
藍ちゃんのママ
お城の石垣とかは、現代の「ぴっちり」作ってあるものより、
昔のゆとりがある「穴だらけ?の遊びがある」の方が地震に強いってほんとうですか?
新潟スイーツ・ナカシマ
吉野聡建築設計室さん、おはようございます!
時代の流れで建築もより強固でいいものになっていっていっていることがわかりました^^
以前はこれが最高でも今見ると驚くことっていっぱいありますよね^-^
それを吉野聡建築設計室さんが思うことと、今の法規に基づいてパワーアップさせるなんてすばらしいことだと思います♪
ちなみに昨日の吉野聡建築設計室さんの私のへのコメントのリンゴがボケるというのはしゃっきり感がなくなってどこかスカスカに感じてしましうことを言うと思います^^;
cotton母
お早うございます
いつも有難うございます
壁を見ても藁が見えていますし
凄い古いものだとわかります
土に還る素材は素敵だと思いますが安全安心でないといけませんね~~
講習会ですか?♪
長い時間かかるのですね
忙しいですね。
木仙人
こんにちは 吉野さん
技術は継承されるものであり時代と共に進化してゆくものでしょうね
そこには職人の向上心が必要ですが
伯爵様
こんにちは
凄い!
びっくりです
こんな住宅に数十年前の日本人は住んでいたのですね
ティンカーベル
日本の風土に根差しここまで生き残ってきた貴重な建物ですね。いずれ今の建築もこんな風に懐かしく思われる時が来ますね。200年後に建築基準がそんざいするか?なんて考えたら面白いです。
いづみや女将
こんにちは。
古い建物の強度って、人間の知恵が集結しているのですね。
「ほぞ」という部分、見たことはありますが名前は初めて知りました!
大工さんの手仕事で穴が開くのですよね、まさに職人技です。
>技術は継承しながら進化していく…
なるほど納得です!!
リフォームみなかみ
こんばんは
みなかみ町には築100年以上のお住まいが
まだまだ沢山ありますが…
現在の基準には合わないですよね。
石の上に柱が立っているのはちょっと怖い気がしますが、
それが100年以上も建っているのですから、
昔の知恵も大切ですね。
日南海岸黒潮市場フルサワ
吉野さん、こんばんは!
>しっかりとした職人さんが丁寧な仕事を行えば、このような建築でも耐えています
なるほど!とにかくいけないのは基準を守らない手抜きですね(#^.^#)
勉強になりました!
megane
こんばんは、いつも有難うございます。こんな建物をみると、直ぐ撮影したくなってしまいますが、この建物は、建築法では、ありえない、頑張って耐えてきたのですね。
吉野聡建築設計室
コメントを頂いた皆様 おはようございます
全てのコメントを確認しております
有難う御座いました