古い木造建築と現在の木造建築

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古い木造建築と現行の建築基準法の基準の木造建築は、大きく異なります

同じ木造建築ですが、全てが違うまったく新しい建築として考えた方が良いと思います

車を使って仕事の移動中に、そんな事を思わせる建築を発見

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木造建築の土台と基礎、木と木の接合部

(緑)基礎 :石を敷いただけの基礎とその上の土台

       (現在は、鉄筋コンクリートの基礎にアンカーボルトで接合)

(青)土台 :105㎜×45㎜

       (現在は一般に105㎜×105以上)

(赤)接合部:ほぞでの接合(現在は、ほぞ+接合金物にて補強)

ほぞとは、木材を結合する所で、片方の木材の端につくる凸型のこと。また、ほぞが入る凹の部分をほぞ穴という。

       

さらに驚いた(再確認)した事は

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木造建築の軒裏・屋根

屋根の下地材の接合が全て藁製のロープです(赤)

この建築は、この仕様で何十年と経過していると思います

しっかりとした職人さんが丁寧な仕事を行えば、このような建築でも耐えています

しかし!現在の基準とは大きく異なります

基準は守る為にあります

現在の基準に従って確実な設計を行い、大きな災害にも十分耐えることが出来る仕様としています

現場監理や他の業務も同じです

※今日は建築士の指定講習会がありますので、コメントのUPが遅くなります

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