30年程前の木造建築の解体現場から 2/3

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山梨県甲府市にある吉野聡建築設計室

詳細地図は、吉野聡建築設計室HP contact(連絡先) をご確認下さい

吉野聡建築設計室の隣地にある住宅の解体工事が始まっています

構造-木造在来工法  平屋建て 床面積50㎡程

用途-一戸建ての住宅(空き家になって数年が経過してます)

解体工事を行っている最中の現場で、30年程前の木造建築の在来工法を確認しました

3回のシリーズの第2回は「筋交い」(耐力壁)です

筋交いとは、柱と柱の間に斜めに渡す補強材の事です

在来工法で、台風や地震などの横から建物にかかる力に耐え、軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる補強部材です

解体現場で確認しました30年程前の木造在来工法の建築の筋交い(耐力壁)

30年前の在来工法の筋交い

30年前の在来工法の筋交い

現在の在来工法の筋交い

現在の在来工法の筋交い

筋交いにおけるこの2つの写真の違いは

①筋交いの端部に接合金物がある

②筋交いの外壁側に構造用合板張りをしてる

 当時は間隔が開いた、ざら板という下地材です

筋交い(耐力壁)1つでも現在の吉野聡建築設計室の木造建築と大きな違いがあります

それは、解体を行っている建築30年程前の木造建築が、間違っているという事ではありません

さまざまな基準の違いがあるからです

明日はシリーズ最終回、床下についてです

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

吉野聡建築設計室

山梨県 甲府市 徳行3-3-25

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FAX 055-222-6100 

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