山梨県甲府市にある吉野聡建築設計室
詳細地図は、吉野聡建築設計室HP contact(連絡先) をご確認下さい
吉野聡建築設計室の隣地にある住宅の解体工事が始まっています
構造-木造在来工法 平屋建て 床面積50㎡程
用途-一戸建ての住宅(空き家になって数年が経過してます)
解体工事を行っている最中の現場で、30年程前の木造建築の在来工法を確認しました
3回のシリーズの第2回は「筋交い」(耐力壁)です
筋交いとは、柱と柱の間に斜めに渡す補強材の事です
在来工法で、台風や地震などの横から建物にかかる力に耐え、軸組の変形を防ぐために対角線方向に入れる補強部材です
解体現場で確認しました30年程前の木造在来工法の建築の筋交い(耐力壁)
30年前の在来工法の筋交い
現在の在来工法の筋交い
筋交いにおけるこの2つの写真の違いは
①筋交いの端部に接合金物がある
②筋交いの外壁側に構造用合板張りをしてる
当時は間隔が開いた、ざら板という下地材です
筋交い(耐力壁)1つでも現在の吉野聡建築設計室の木造建築と大きな違いがあります
それは、解体を行っている建築30年程前の木造建築が、間違っているという事ではありません
さまざまな基準の違いがあるからです
明日はシリーズ最終回、床下についてです
山梨県甲府市
デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理
吉野聡建築設計室
山梨県 甲府市 徳行3-3-25
TEL 055-222-6644
FAX 055-222-6100
mail yao@ruby.plala.or.jp
溶射屋
吉野聡建築設計室さん
おはようございます。
東海沖地震が発表になったのが35年ほどまえだったと思います。
今の家は耐震設計が昔よりもある家になっているはず。
金具止めはその効果が高いんでしょうね。
ちなみに2×4工法はどれくらいの地震に耐えうる設計なのですか?
吉野聡建築設計室
溶射屋さん おはようございます
>東海沖地震が発表になったのが35年ほどまえだったと思います。
昭和53年に「大規模地震対策特別措置法」が施行されています
>今の家は耐震設計が昔よりもある家になっているはず。
はい!!
>金具止めはその効果が高いんでしょうね。
はい!
>ちなみに2×4工法はどれくらいの地震に耐えうる設計なのですか?
建築基準法が基準になります
では「基準法を守るとマグニチュードいくつぐらいの地震に耐えられるのか」というと
基準法では地震規模を明記してありませんので、基準法どおりに造った場合にどの程度の地震に堪えるのかは正確に特定はできません・・・
気象庁の震度階は地震の大きさの目安です
建築基準法や構造計算上に用いる物理量とは対応していませんが、一般に震度5強から6程度が大地震(被害がほとんどない地震)と巨大地震(大きな被害がある地震)の境界といわれていますので、その程度の地震までは被害をほとんど受けず耐えられると考えています
京丹後のおやじです
おはようございます
>②筋交いの外壁側に構造用合板張りをしてる
当時は間隔が開いた、ざら板という下地材です
我が家はこれに土壁を塗ったタイプです。(^^)
以前ニュースで手抜き建築で筋交いのない建物の
映像を見たことがあります。
地震のたびに手抜き工事が表に出てきますね。(^^;
木仙人
おはようございます 吉野さん
多くの点より多くの面で支持するですね
色んな精度が上がってきたからできることですね(^^)
伯爵
おはようございます
筋交い
最初、すじちがいと読んでしまい
あれ~っ。でした(笑い
吉野聡建築設計室
京丹後のおやじさん おはようございます
>>②筋交いの外壁側に構造用合板張りをしてる
>>当時は間隔が開いた、ざら板という下地材です
>我が家はこれに土壁を塗ったタイプです。(^^)
以前の木造建築で塗壁・吹付はこの下地がほとんどです
>以前ニュースで手抜き建築で筋交いのない建物の映像を見たことがあります。
えっ!!
本当ですか!
>地震のたびに手抜き工事が表に出てきますね。(^^;
はい!!
悲しい事ですが、心無い人がいます・・・
残念です
吉野聡建築設計室
木仙人さん おはようございます
>多くの点より多くの面で支持するですね
はい!
面剛性です!!
>色んな精度が上がってきたからできることですね(^^)
はい!
吉野聡建築設計室
伯爵さん おはようございます
>筋交い
>最初、すじちがいと読んでしまい
>あれ~っ。でした(笑い
確かにそうも読めますね!!
しかし、「すじかい」と「すじちがい」では大きな違いがありますね♪
甲州市学習塾のこばやし
吉野聡建築設計室様
こんにちは
解体工事を進めていくと様々な発見がありますね(^^)/
筋交いも今は金具でしっかり留められていて地震にも強いですね
>筋交いの外壁側に構造用合板張りをしてる
合板で更に耐震補強になるのですか?
壁だけ見てこれだけ工法が変わるのですね
明日の床下も楽しみです(^^)
モルタル・マジック
こんにちは!
お寺とかは金属類を使わず建てられているんですよね。
先人の知恵ってすごいですね。感心します。
もちろん現代の進んだ技術もすごいと思います!
簡単に取り付けられてるように見えてもいろんな技術と計算がされているんですね!
なるほどなあ~@o@*.+*.。
ティンカーベル
建築って多種多彩なな知識の集積なのだと、吉野さんのブログを拝見するようになって再認識しています。
誕生日プレゼント工場
こんにちは。
日本は地震が多いから、昔から揺れに対する対策は
色々工夫されてきたんでしょうね。
それが現代の建築にも色々生かされているんですね!
吉野聡建築設計室
甲州市学習塾のこばやしさん こんにちは
>解体工事を進めていくと様々な発見がありますね(^^)/
はい!!
>筋交いも今は金具でしっかり留められていて地震にも強いですね
はい!
>>筋交いの外壁側に構造用合板張りをしてる合板で更に耐震補強になるのですか?
はい!
壁を面として考える事が出来ます
>壁だけ見てこれだけ工法が変わるのですね
はい!
>明日の床下も楽しみです(^^)
有難う御座います
吉野聡建築設計室
モルタル・マジックさん こんにちは
>お寺とかは金属類を使わず建てられているんですよね。
はい!!
>先人の知恵ってすごいですね。感心します。
しっかり作った木造建築は素晴らしい!!
>もちろん現代の進んだ技術もすごいと思います!
はい!
>簡単に取り付けられてるように見えてもいろんな技術と計算がされているんですね!
>なるほどなあ~@o@*.+*.。
そうなんです
金物も建築によって変わります
吉野聡建築設計室
ティンカーベルさん こんにちは
>建築って多種多彩なな知識の集積なのだと、吉野さんのブログを拝見するようになって再認識しています。
有難う御座います
正しい事を正しく行い、安心・安全な建築をの設計や現場監理を行っています
吉野聡建築設計室
誕生日プレゼント工場さん こんにちは
>日本は地震が多いから、昔から揺れに対する対策は色々工夫されてきたんでしょうね。
はい!
継手・仕口と呼ばれる木材同士をつなぐ方法、水平面を補強する火打などです
>それが現代の建築にも色々生かされているんですね!
はい!!
新潟スイーツ・ナカシマ
吉野聡建築設計室さん、こんばんは!
同じ筋交いという名前でも現在のものと旧工法ではだいぶ違うのですね@-@
>当時は間隔が開いた、ざら板という下地材です
この間隔は当時なんで開けていたのでしょうか?
以前から不思議だったんです^^;
ともあれ今は構造用合板張りなんですね♪
吉野聡建築設計室
新潟スイーツ・ナカシマさん こんばんは
>同じ筋交いという名前でも現在のものと旧工法ではだいぶ違うのですね@-@
はい!!
仕様も変わってきています
>>当時は間隔が開いた、ざら板という下地材です
>この間隔は当時なんで開けていたのでしょうか?
>以前から不思議だったんです^^;
そうですね!!
そう思います!確認します
>ともあれ今は構造用合板張りなんですね♪
はい!
日南海岸黒潮市場フルサワ
吉野さん、こんばんは!
>筋交い(耐力壁)1つでも現在の吉野聡建築設計室の木造建築と大きな違いがあります
それは、解体を行っている建築30年程前の木造建築が、間違っているという事ではありません
さまざまな基準の違いがあるからです
常に否定的な発言をされない吉野さん、見習わなければ!(^^)
megane
こんばんは、いつも有難うございます。最近の工法、吉野聡建築設計室さんの工法は、しっかりしています。金具を使うようになったのは、どの時期倉からですか?
町の 気のいい箱屋さん
吉野聡建築設計室さん
お世話様です。箱屋です。
筋交い大切ですよね!
箱屋の工場は7年前まで、築後50年以上経過した工場でした。
その工場は、耐力壁はほとんどなく、窓が多い
いい意味で開放的で、明るい工場でしたが
筋交いのない事を考えると、怖くなりました!
しかし、何十年、何百年も前に建築された、筋交いの無い
建物が今に残っているのは、
何か特別な工法でもあったのでしょうか?
不思議ですね♪
TWINS
こんばんは〜
どちらか選べと言われたら
間違いなく現代工法の吉野さんの方な訳ですが、
逆の見方をしたら金属の補強を使わず
ある程度の耐震性を持っていたのは
スゴイ技術ですよね(^^)
写真の修整も、
今ではフォトショップでシロウトでもできますが、
15年前は超1級の技術でした(^^;)
吉野聡建築設計室
日南海岸黒潮市場フルサワさん おはようございます
>常に否定的な発言をされない吉野さん、見習わなければ!(^^)
有難う御座います!
否定やマイナスの言葉がダメなんです
常にプラスです♪
吉野聡建築設計室
meganeさん おはようございます
>いつも有難うございます。
こちらこそいつも有難う御座います
>最近の工法、吉野聡建築設計室さんの工法は、しっかりしています。
有難う御座います
>金具を使うようになったのは、どの時期倉からですか?
当時の建設省から、平成12年5月に公布されている基準です
吉野聡建築設計室
町の 気のいい箱屋さん おはようございます
>箱屋の工場は7年前まで、築後50年以上経過した工場でした。
>その工場は、耐力壁はほとんどなく、窓が多い
日本の昔の建築はそのような建築が多いです
広縁があり外部に開放しています
>いい意味で開放的で、明るい工場でしたが
そうなんです!!
>筋交いのない事を考えると、怖くなりました!
耐震性を考えると・・・ですね
>しかし、何十年、何百年も前に建築された、筋交いの無い建物が今に残っているのは、何か特別な工法でもあったのでしょうか?
作り方・施工技術・コスト・地震被害の有無・メンテナンス・・・などがあります
>不思議ですね♪
そうですね!
しかし、本来の日本伝統の木造建築は強い工法です
吉野聡建築設計室
TWINSさん おはようございます
>どちらか選べと言われたら間違いなく現代工法の吉野さんの方な訳ですが
有難う御座います
>逆の見方をしたら金属の補強を使わずある程度の耐震性を持っていたのはスゴイ技術ですよね(^^)
はい!!
その他、大きな地震に遭遇しなかったと言う事もあります
>写真の修整も、今ではフォトショップでシロウトでもできますが、15年前は超1級の技術でした(^^;)
確かにです!!
フィルム写真を加工する考え・技術がありませんでしたが、jpegの写真は普通に行います