山梨の伝統的工芸品「甲州印伝」 2/2

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なめした鹿皮に漆を付けて加工した日本の伝統的工芸品の甲州印伝

歴史は

・鹿革を加工した工芸品は、仁賢天皇六年(西暦493)に高麗の革工によりもたらされたと、日本書紀にあります。

・大永元年(1521年)に武田信玄が誕生し、ここに甲州での印傳の歴史が始まったのです。

信玄袋と呼ばれる袋物は、当時の甲冑すっぽり入る大きさで、鹿革の丈夫さが重宝がられました。「印伝の山本 甲州印伝の歴史 抜粋」

特徴は、鹿革に漆模様付けされた、柔らかく丈夫で軽い鹿の皮で出来た袋物は、使い込むほど手に馴染み、愛着が増します。

作り方には2通りの方法があります。

1.「ふすべ技法」

焼きゴテで表面処理された鹿革をタイコに巻き、ワラの煙でふすべ模様付けして袋物にする。

2.「漆付け技法」

染色工程のあと、傷が付かないように気を付けながら、必要な大きさに切った鹿革に型紙を用いて漆模様付けして袋物にする。

「漆付け技法」をご紹介いたします。 

もとの鹿革(=白革・しろかわ)を染色します。

 鹿革の染色

その後、必要な大きさに裁断。

漆の模様をつける型紙(手彫りされた和紙)を準備

手彫りされた和紙

型紙(手彫りされた和紙)1

型紙(手彫りされた和紙)(1)

型紙(手彫りされた和紙)2

型紙(手彫りされた和紙)(2)

鹿革の上に型紙(手彫りされた和紙)を重ね、その上からヘラで漆を盛っていきます。

型紙をはずすと、漆の模様が粒のように盛り上がり、艶やかな光沢。

これを数日間かけてムロで乾燥させます。

漆付の鹿革

漆の美しい模様が浮かび上がる

鹿革に漆の美しい模様が浮かび上がる。

他の模様は「印伝の山本 柄別」をご確認下さい。

そして、型紙にあわせて正確に裁断した後、一つ一つ丹念に縫製し、仕上げます。

表面に漆柄の凹凸があるため、ここにも熟練の技が必要です。

札入れ、下駄の鼻緒、印鑑容れ、巾着、がま口、ハンドバッグ、ベルトなどが作られています。

詳しい商品の写真は、

印伝の山本 商品紹介をご確認下さい。

古くから甲州(山梨県)に伝えられた甲州印伝

郷土の誇りです。

山梨県甲府市

デザイン・住宅・シックハウス・店舗・歯科医院・環境などの設計・監理

吉野聡建築設計室

山梨県 甲府市 徳行3-3-25

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