建築にはさまざまな基準があります。
建築設計事務所は、現場監理を通じて基準通りに施工されているかを確認します。
その確認方法は、材料や梱包箱の目視・計測確認、施工状況の目視・実測確認、納品書・認定書などの書類確認などを行います。
計測時は、必ずスケール(定規)を用いて確認+撮影です。
下記の写真は、鉄筋コンクリート基礎(木造住宅の基礎)の鉄筋の配筋。
設計図面(基礎伏図+基礎断面詳細図)や鉄筋コンクリート構造仕様書との照合を行います。
基礎のベース(床版)部の配筋
鉄筋の仕様
・異形鉄筋 13φ タテ・ヨコ@200
・鉄筋と鉄筋の継手 鉄筋の太さ×40
13㎜の鉄筋×40=420㎜(必要)≦計測750㎜(有効) ∴OK
基礎立上り 配筋・・・
異形鉄筋 10㎜@200 タテ・ヨコ
端部:異形鉄筋 13㎜
・鉄筋と鉄筋の継手 鉄筋の太さ×40
13㎜の鉄筋×40=520㎜(必要)≦計測600㎜(有効) ∴OK
次に、鉄筋の外側にあるコンクリートのかぶり厚。
80㎜の高さがあるコンクリート製のサイコロ
建築基準法の基準では、
・耐力壁を除く壁・床 2cm
・耐力壁・柱・梁 3cm
・直接土に接する壁・柱・床・梁布基礎の立上り部分 4cm
・立上り部分を除く基礎 6cm(捨コン除く)
上記以外にも多くの確認事項があります。
このように工事現場監理とは、設計図・仕様書・基準・規則に基づいて施工されているかを確認します+確認ヶ所は必ず撮影を行います。
写真の一部は、写真帳に整理・プリント(印刷)して、毎週行われる現場定例会議時にお渡ししています。
「正しい事を正しく」の思いです。
企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、アパート、マンション、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などのデザイン・設計・監理。
耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、
特殊建築物定期報告書検査作成
山梨県甲府市
吉野聡建築設計室
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あめつち菜人
おはようございます。
施工後は隠れてしまう場所。
だからこそ、こうして記録される事で、施主も安心です(^^)
モルタルマジック
こんにちは!
まさに縁の下の力持ち!!
保険屋あい
こんにちは。
すごい鉄筋の数ですね。
これなら頑丈な基礎になりますね。(^^ )