コロニアルの屋根からガルバリウム鋼板の屋根のカバー工法の改修

多くの木造住宅の屋根に使われている「薄板化粧屋根材のカラーベスト ( コロニアル ) 」
10年以上経過している住宅の屋根の点検を行うと、ほとんどの建物で数枚は割れています。
それはこのような屋根材に、点検・修理・アンテナ工事・太陽光発電の設置・点検などの際に不用意に割ってしまうことが多い様です。
その他、
・建築中に釘を打ち込んだ時に割れ。
・塗装が劣化して内部に水分が浸入することでその水分が凍結・溶融を繰り返し割れてしまう
・想定以上の積雪や大粒の雹で割れてしまう
・強風により何かが飛んできたりアンテナが倒れたりして割れてしまう
そんな事もあり、弊社で設計を行う建築でこの屋根材を採用したことは一度もありません。

令和3年4月下旬。
山梨県昭和町にあるW様の住宅です。
築年数が15年経過している事から、屋根と外壁の塗装の相談がありました。

新築時の設計図+確認申請書をご用意して頂きながら、塗装の仕様や状態を実際に見て確認する現場調査です。
屋根に登った瞬間に目に入ったのが屋根材(コロニアル)の劣化・変形・クラック・割れです。

コロニアルの割れ

コロニアルの割れ クラック 変形

早急に改修案の選定です。
価格を抑えながら・工期も短縮できる「ガルバリウム鋼板製屋根のカバー工法」です。
カバー工法とは、既存のコロニアル葺きの上に、新たに屋根を設ける工法です。
屋根材の撤去・処分費用を抑えながら、断熱・防音面でも効果がUPします。

既存の屋根 コロニアル
既存のコロニアル葺屋根

コロニアルの上にシート防水
コロニアルの上にシート防水
この上にガルバリウム鋼板製の屋根材を設けます。

ガルバリウム鋼板製カバー工法

機能・性能・効果をUPしながら価格や工期を抑える工法ですが、全ての屋根に工事が出来る訳ではありません。
ご依頼のある皆様の今ある屋根の調査をさせて頂きながら、改修案の提案をさせて頂いております。

企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、アパート、マンション、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などのデザイン・設計・監理。
耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、
特殊建築物定期報告書検査作成

山梨県甲府市
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