昭和54年5月竣工(築42年)
甲府市内にある鉄筋コンクリート造5階建ての、賃貸マンションの建築基準法第12条3項 特殊建築物定期調査や管理・点検・修繕を行い続けています。
トイレの点検に伺った時にです。
懐かしいシールを発見です。
腰掛便器の使い方シール
始まったのは1960年(昭和 35)年頃のようです。
今の腰掛便器にはありませんね。
いつまでこのシールが貼ってあったのか??
いろいろ調べていく中で、腰掛便器の歴史を知る事になります。
水洗腰掛便器の国産化から100 年
~TOTO のものづくりの原点~
今から 107 年前の 1914(大正 3)年8月、日本陶器合名会社(現・株式会社ノリタケカンパニーリミテド)の製陶研究所で製作された国産初の水洗腰掛便器が国内の商店に出荷され、試験販売が開始されました。
下水道がほとんど普及していなかった時代に、水洗腰掛便器を含む衛生陶器の国産化を実現したのは、後に東洋陶器株式会社(現・TOTO)との事です。
なんと!!洋食器の世界ブランド「ノリタケ食器」が初めて作っていたなんて。
これにも驚きです。
腰掛便器は、当初外国人によって持ち込まれたモノや輸入したモノでした。
しかし明治時代や大正時代は、外国人の家や、外国人が多く利用するホテルなどの施設で使われていただけで、一般の人にはまったく縁がありませんでした。
そこで、便器にこのシールが貼られていたんですね。
今では、TOTO が出荷する便器の約 99%が腰掛便器ですが、日本では元来しゃがみ式の排便スタイルが主流で、水洗トイレも当初は和風便器が多くを占めていました。
しかし、和風便器に比べて腰掛便器のほうが楽に用をたせます。
また、床に便器を埋め込む必要がなく施工も楽で、便器が詰まった場合の処置も簡単などメリットが多いため、TOTO では当初より腰掛便器の普及をめざして事業展開してきました。
そして、腰掛式を外国の特別なスタイルと捉えず、日本でもごく普通に使用する便器として普及させたいとのこだわりから、あえて洋風便器とは呼ばず、「腰掛便器」と呼んできました。
1960 年に日本住宅公団(現・UR 都市機構)が腰掛便器を公団住宅の標準仕様にしたことなどを契機に腰掛便器の普及が進み、1977 年には TOTO の出荷数で腰掛便器が和風便器を上回りました。
そして、腰掛便器の普及とともに、その上にセットする便座が進化していきました。今や TOTO の代名詞である温水洗浄便座「ウォシュレット」は、腰掛便器があってこその商品といえます。(TOTO 水洗腰掛便器の国産化から100年より)
ここで、もう一度腰掛便器の使い方に注目です。
・男子小便
便座を上げ陶器面を出して使用して下さい。
・大便及び女子小便
後ろ向きに晩座に腰を掛けて使用して下さい。
腰掛便器自身にもあらゆる変化・進化がありますが、使う私にも変化があります。
続きは明日のブログで、UPさせて頂きます。
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加藤忠宏
そうですね。幼少期からここまでトイレの進化が家にあるもので一番かもしれません
保険屋あい
こんにちは。
最初に洋式便座を使用した人は、
この説明書を見ながら用をたしたのですね。
今では、不思議に思えますが、
初めて見た人には衝撃の便座だったことでしょう。
大原英明
うちも46年に水洗にしてTOTOの洋式便器にしましたのでこのステッカーを貼っておりました。
遊びに来た叔父は前向きに座ってしまったと言ってました。
画像お借りしてもよろしいでしょうか?